5200万ポンドで獲ったDFヨロは“NEXTファーディナンド”になれるのか スレマナに振り回された守備に不安の声も

スレマナに苦戦したヨロ(右) photo/Getty Images

1対1の対応に課題も

マンチェスター・ユナイテッドの若きDFレニー・ヨロにとっては苦い経験となってしまったか。

16日にプレミアリーグ第21節でサウサンプトンと対戦したマンUは、終盤にFWアマド・ディアロがハットトリックを決めて3-1で勝利を収めた。

勝ち点3をゲットしたのはポジティブなことだが、守備面では危ないシーンも多かった。先発したヨロも大苦戦した1人だ。相手の左サイドに入る快速FWカマルディーン・スレマナを抑えられず、何度も1対1から突破を許してしまった。

ヨロは昨夏にリールから5200万ポンドの移籍金で加わった19歳のフランス人センターバックで、マンUは将来性を考慮して獲得したのだろう。まだ成長途上にある選手だが、今回のスレマナへの対応では厳しい批判を浴びることになった。英『Daily Mirror』も19歳の年齢分と同じくらいスレマナに振り回されたと綴っている。

「ヨロは11月に19歳になったばかりだが、サウサンプトン戦ではスレマナに年齢と同じくらいの回数振り回されてしまった。57分にスレマナが特にギアを変えるわけでもなく左サイドを突破した時点で、指揮官はヨロに白タオルを投げるべきだった。ヨロは抜け出したスレマナに対し、一時はラグビータックルをしようとさえ考えただろう」

「ヨロには、今の乱れた守備陣に落ち着きと堅実さをもたらしてくれることが期待されていたに違いない。しかし、現時点でそれは実現しそうにない」

同メディアはヨロに『NEXTファーディナンド』の期待がかかっていると伝えているが、現段階ではその期待に応えられそうにない。もう少し時間は必要だが、5200万ポンドと移籍金は高額だ。この金額がヨロに余計なプレッシャーを与える可能性も考えられるが、ヨロはNEXTファーディナンドとなれるのか。

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