今節はリヴァプールとの違いは浮き彫りに? アーセナル指揮官はチームを称賛しながらも“駒不足”を嘆く「選手が足りない」

リヴァプールを追いかけるアーセナル photo/Getty Images

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2点差を追いつかれた

プレミアリーグ第22節でアストン・ヴィラと対戦し、2-2の引き分けに終わったアーセナル。89分には勝ち越しゴールかを挙げたかと思いきや、カイ・ハフェルツのハンドを取られノーゴールに。アーセナルは2点のリードを追いつかれる展開となってしまい、首位リヴァプールを追いかける上で痛い引き分けとなってしまった。

試合後、指揮官ミケル・アルテタは怪我人が多い中でも戦ったチームを称賛しつつ、今節は途中出場のダルウィン・ヌニェスの2ゴールで勝利したリヴァプールと比較した。

アルテタは英『Sky Sports』のインタビューにて今節の結果がタイトル争いにおいて決定的な瞬間だったと感じたかと問われると、「そういう瞬間はある。明らかに、リヴァプールはそれをやり遂げた」と語り、次のように続けた。
「彼らは交代選手を投入し、交代選手がインパクトを与え、試合の流れを変えることに成功した。そして我々のチームは立て続けに2失点した後、チームの状況を考えると、体力的に消耗していたため、負けてしまう危険性があったにもかかわらず、その逆だった。チームは再びギアを上げてアストン・ヴィラをペナルティエリア内に押し込み、ゴールを決めようと何度も何度も攻め続けた」

ブカヨ・サカやガブリエウ・ジェズス、イーサン・ヌワネリら攻撃陣だけではなく、ウィリアム・サリバら守備陣にも怪我人が多いアーセナルは82分にラヒーム・スターリングを投入したのみで、この日の控えに流れを変えるような選手がいなかった。

アルテタは勝利を目指して諦めなかった選手たちを称賛したが、今回の結果が1月の補強の必要性を浮き彫りにしたかと問われると、「結果ではない。パフォーマンスを見れば、リーグでこのレベルでプレイしているチームがいくつあるかは分からないが、ベンチを見ると、おそらく選手が足りないと思うだろう」と答えており、駒不足である現状を嘆いている。

現在、様々な選手の名前が冬の獲得候補として噂されているが、チーム状況から考えると、アタッカーの補強は欠かせない。冬にビッグディールを成立させることは難しいが、アーセナルは今冬の移籍市場で誰を連れてくることができるか。


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