W杯やスーパーボウルへの影響は? 山火事の壊滅的な被害でオリンピックの開催都市が移転か

山火事の被害に遭うロサンゼルス Photo/Getty Images

悲惨な状況

2025年1月7日からカリフォルニア州ロサンゼルス郡内の複数箇所で発生した山火事で、2028年のオリンピックの開催に影響が出ているようだ。『SPORT BIBLE』が伝えている。

10万人以上の住民に対して避難命令が出されるなど甚大な被害を受けているロサンゼルス。山火事が発生して以来、炎は約161㎢以上に広がっているという。『abc NEWS』によれば、複数の山火事で少なくとも27人が死亡している。

ロサンゼルス市長のカレン・バス氏とカリフォルニア州知事のギャビン・ニューサム氏が火災への対応を巡り、多くの批判を受けていることから、多くの米国政治家がオリンピック開催都市を移転するよう請願しているようだ。

SNS上では保守派評論家のチャーリー・カーク氏がロサンゼルスはオリンピックを開催すべきではないと発言し、オハイオ州第4選挙区代表のジム・ジョーダン氏も同様の立場を取っている。ジョーダン氏は「アメリカ国民はロサンゼルス州がいかにお粗末に運営されているか、知事や市長がいかに大火災に対処してこなかったかを正しく理解していると思う」と米TV『NEWSMAX』で批判的な発言をしている。

オリンピックの開催は2028年だが、来年以降にはFIFAワールドカップ2026や第61回スーパーボウルの開催も迫っている。全世界から来場者が集まる国際的なイベントが立て続けに行われる予定だが、米国はどのような判断を下すのか。被害を受けた人たちに対する支援なども含めて最善の道に進むことが求められる。

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