朝倉海の盟友メラブ・ドバリシビリがUFC世界バンタム級王座の初防衛に成功 無尽蔵のスタミナで18勝無敗のウマル・ヌルマゴメドフに勝利

UFC史上2人目のジョージア人世界王者のドバリシビリ photo/Getty Images

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粘り強さが持ち味の王者

朝倉海の練習相手を務めたメラブ・ドバリシビリが、UFC世界バンタム級タイトルマッチで初防衛に成功した。

対戦相手のウマル・ヌルマゴメドフはダゲスタン共和国出身の29歳。同級2位で試合前の時点で18戦全勝(KO2回、サブミッション7回)を誇っていた。

1Rと2Rは互いに大きな差はなく、挑戦者ヌルマゴメドフのジャブがドバリシビリの顔面を捉えれば、王者が強烈なパンチを繰り出して相手にプレッシャーを与える一進一退の状況で進む。
3Rも状況に変化が見えない中、ヌルマドメドフのペースが落ちたのか、王者の底知れぬスタミナが発揮されたのか、徐々にドバリシビリの勢いが勝ると、4R、5Rとも王者が一気にペースを握り、攻撃回数やヒット数で挑戦者を圧倒。判定は3−0で王者に軍配が上がった。

ドバリシビリは試合後のインタビューで「皆さんはご存知でしょう。私が常にトレーニングしていることはご存知でしょう。私はマシンなのです」と人並外れたスタミナに言及。続けて勝利の喜びをこう語った。

「足に大きな切り傷があり、感染症も患っていますが、UFCが私を必要としていることは分かっていました。UFCは私にすべてを与えてくれました。今日は調子が良かったのですが、しっかり準備しなければなりませんでした。足に感染症があり、腰も痛めていました。ウマルはタフなファイターで優秀ですが、私を年寄りと呼びました。確かに私は年寄りですが、毎日トレーニングしています。私は努力家です。世界中が私に疑問を持っていたことでしょう。でも、私は気にしません。私は自分の努力を信じています。私は自分自身を信じているのです」

34歳の王者はこれで12連勝を飾った。UFCデビューで2連敗した時、誰がここまでの活躍を予想したことだろう。今後も底つきぬスタミナで相手を圧倒する戦いに期待したい。

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