スキージャンプ女子W杯の第11戦は、高梨が日本人トップの8位に 2本目で大ジャンプを見せるもテレマークが決まらず

現在W杯ランキング12位につけている高梨 photo/Getty Images

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テレマークを決める難しさを語る

1月19日、ノルディックスキー・ジャンプ女子のW杯札幌大会、第11戦が行われ、前日の第10戦に引き続き、高梨沙羅が出場した

18日の第10戦では14位に終わった高梨だったが、この日は1回目に116メートルで9位につけ、2回目に127.5メートルを飛び、合計205.7点で日本勢最高の8位に入った。

W杯63勝の記録を持ち、大会に出れば表彰台常連の高梨だったが、しばらくそこから遠ざかっている。今季、彼女が苦戦している理由は、国際スキー連盟のルール改正があり、着地姿勢のテレマークの有無で減点幅が大きくなったことが挙げられる。
高梨は飛距離を意識すれば、テレマークがおざなりになり、テレマークを意識すれば飛距離に影響すると苦悩を語っており、この日も2回目のジャンプでは127.5メートルとK点越えの大ジャンプとなったがテレマークを決めることはできなかった。

競技後のインタビューで高梨はこの日のジャンプの感想をこう語った。

「やっぱり2本目にテレマークが決まらなくて、空中姿勢でテレマークを入れようとしたときに、逆にスキー板が上がってくる感覚があった。飛型姿勢とテレマークを入れるという自分の気持ちが喧嘩している感じになり、結果後ろに跳ね返されるという姿勢になってしまったので、そこをどうにか修正しないといけない」

今後のW杯の日程は、1月24日と26日に蔵王大会が開催される。高梨の修正力に期待したいところだ。

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