サウジアラビアリーグでも選手としての成長は可能なのか 22歳でサウジへ向かったスペインの逸材が語る自信「ここでプレイするのも楽じゃない」

アル・アハリでプレイするガブリ・ベイガ photo/Getty Images

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サウジへ向かうのが早すぎたと批判も

サウジアラビア国内リーグはサラリーこそ魅力的だが、選手としての技術向上に繋がる環境かは微妙なところだ。ベテラン選手が向かうならまだしも、成長途上にある若手が早々に欧州トップリーグを離れてサウジアラビアへ向かうことには批判的な声もある。

そんな批判を浴びた選手の1人が、2023年にスペイン1部のセルタを離れてアル・アハリと契約したスペイン人MFガブリ・ベイガだ。

U-21スペイン代表でもプレイするなど、ベイガはスペイン国内でも期待されていた選手だ。185cmとサイズもあり、得点力もある。2022-23シーズンにはラ・リーガで11ゴール4アシストの実績も残している。
欧州の複数クラブが関心を示していただけに、サウジアラビアへ向かったベイガの決断に落胆した人もいるかもしれない。ただ、ベイガ本人はサウジアラビアの環境でも成長は可能だと力説する。

「信じ難いかもしれないけど、サウジアラビアでも選手として成長することは可能なんだ。クリスティアーノ・ロナウドが言うように、ここでプレイするのも楽じゃないよ。7ヶ月くらいは本当に暑いし、難しい。リーグのレベルも確実に向上している。もちろんラ・リーガの方がまだ優れているのは否定できないけど、こっちの激しさや試合のスピード、気候も合わせれば同等の難しささ。一部のチームは技術的なクオリティが不足しているかもしれないけど、僕たちアル・アハリとアル・ヒラルのゲームは非常に面白いものになるよ」(『Mundo Deportivo』より)。

サウジ・プロフェッショナルリーグのレベルについては、アル・ナスルでプレイするロナウドも高く評価してきた。ベイガはまだ22歳と若い選手だが、サウジアラビアで成長してスペイン代表に入れるだろうか。現在のスペイン代表はEURO2024やパリ五輪を制するなど新世代が伸びており、ベイガもその一員になれるだけのポテンシャルは秘めている。年齢的にはここから欧州トップリーグへ戻ることも可能ではあるが、サウジアラビアへの移籍は成長に繋がっているのだろうか。

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