ブライトンでは僅か8試合しかプレイせず 今やワールドクラスの点取り屋になったギェケレシュはプレミアを離れて正解だった

スポルティングCPで得点を量産するギェケレシュ photo/Getty Images

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イングランド2部を経てポルトガルへ向かったことで才能が完全開花

移籍の決断は選手のキャリアを大きく左右する。現在欧州のメガクラブから注目を集めているスポルティングCP所属FWヴィクトル・ギェケレシュもその1人だろう。

スウェーデン代表FWのギェケレシュは、2018年にスウェーデンのIFブロマポイカルナから100万ユーロの移籍金でイングランドのブライトンに加入している。しかしブライトンのトップチームでは8試合に出場しただけで、ギェケレシュがブライトンに所属していたことを覚えている人は少ないだろう。

ギェケレシュはブライトンからドイツのザンクトパウリ、イングランドのスウォンジー、コヴェントリーとレンタル移籍を続け、コヴェントリーで才能が開花した。そして2023年にイングランド2部のコヴェントリーからスポルティングCPへ移籍することを決め、今では世界的に大人気なストライカーとなった。
英『Daily Star』によると、クラブOBであるグレン・マレー氏はブライトンに残っていたらギェケレシュの才能は開花していなかったはずと語る。

「ヴィクトルは当時クラブの若手選手だったが、監督はまだ適切なレベルに達していないと考えていたのだろう。我々は残留を目指していたチームで、育成のために選手を獲得することはできなかった。彼がプレミアを去った決断は、正しいものだったと思う。今ではあらゆる問題を乗り越えてきたから、もう一度プレミアでチャンスを得るのは当然だ。彼の自信、能力を考えれば成功すると思う。次のステップは、欧州ビッグリーグでのプレイだね。それがプレミアであればと思うよ。アモリムがいるから、ユナイテッドが彼の行き先になるかもしれないね」

ギェケレシュにとってコヴェントリー、スポルティングCPへの移籍はベストな流れだったのだろう。ギェケレシュの才能は完全開花し、ワールドクラスのストライカーと評価されるようになっている。

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