デイヴィスの契約延長&鉄壁のCBコンビ 間もなく復帰の伊藤洋輝に待ち受ける厳しいポジション争い

バイエルンの伊藤洋輝 photo/Getty Images

昨年夏に中足骨骨折

以前からレアル・マドリードへの移籍が噂されていたバイエルン・ミュンヘンのアルフォンソ・デイヴィスだが、どうやら同クラブに残留する可能性が高いようだ。

ドイツ紙『Bild』によれば、バイエルンはデイヴィスと交渉を進め、2030年までの契約延長で基本合意に達し、あとは新しい契約書へのサインを残すのみの段階にまで至っているという。契約延長にあたってデイヴィスは1500万ユーロ(約24億円)プラス追加ボーナスという破格の年俸を要求していたが、バイエルンはこの状況を受け入れる方針であるとも同紙は伝えている。

デイヴィスの契約延長が成立した場合、伊藤洋輝は一層厳しいレギュラー争いを強いられることになりそうだ。

伊藤は今季開幕前にシュツットガルトから完全移籍でバイエルンに加入したが、プレシーズンマッチで中足骨を骨折。それ以降はチーム活動から離脱してリハビリに取り組み、順調に行けば2月下旬から3月にかけて復帰できると見られている。

センターバックもしくは左サイドバックでの起用を想定してバイエルンは伊藤の獲得に動いたが、相手ボール時にハイラインを敷く今のバイエルンではセンターバックに広大なスペースをカバーする高いフィジカル能力が求められ、その点でキム・ミンジェとダヨ・ウパメカーノは替えの利かない存在となっている。

これに加えて、今回デイヴィスが長期契約を結んだことで同選手が今後も左サイドバックのレギュラーとして起用され続ける可能性が高く、伊藤は復帰後にチーム内で絶対的な存在となっているキム、ウパメカーノ、デイヴィスを相手に厳しいポジション争いを挑まなけれならないだろう。

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