188cmものサイズ誇るダンフリースは世界最高の右WBなのか すでに7ゴールを奪う恐怖のフィジカルモンスター

インテルでプレイするダンフリース photo/Getty Images

ウイングバックとしては珍しい大型プレイヤー

現代では攻撃的なサイドバック、ウイングバックが増えており、今このポジションの選手に求められる要素は非常に多い。守備はもちろん、攻撃の組み立てでも重要な役割を担うポジションだ。

その中でも他とは違うタイプの存在となっているのがインテル所属のオランダ代表DFデンゼル・ダンフリースだ。右サイドバック、あるいはウイングバックに対応するダンフリースは、188cmとかなりサイズがある。長短のパスを操る器用なタイプではないものの、フィジカル能力は他のサイドバックと一味も二味も違う。

シモーネ・インザーギ率いるインテルでは右のウイングバックがメインポジションとなるが、伊『Gazzetta dello Sport』はダンフリースを現世界最高の右ウイングバックの1人と絶賛する。

ダンフリースの場合は他のウイングバックとは異なり、188cmのサイズを活かしてセットプレイ時のターゲットマンになることができる。今季はすでにリーグ戦で5ゴール、スーペルコッパ・イタリアーナで2ゴールを記録していて、空中戦からゴールを狙えるのは大きな強みだ。

パリ・サンジェルマンのアクラフ・ハキミ、リヴァプールのトレント・アレクサンダー・アーノルド、バルセロナのジュール・クンデ、そしてレヴァークーゼン所属で同じオランダ代表選手でもあるジェレミー・フリンポンなど他にも候補者はいるが、今季の得点数だけを見ればダンフリースが彼らを上回る。

188cmものサイズを誇る大型ウイングバックは貴重すぎる存在だが、ダンフリースこそ世界最高の右ウイングバックなのか。インテルでは左ウイングバックに入るフェデリコ・ディマルコもワールドクラスの左足を備えており、両サイドに君臨する2人は対戦相手にとってかなり厄介な存在となっている。

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