デル・ピエロ氏が監督としてサッカー界に復帰する日も近い? 「来月には何かに挑戦する決断をする」と語り、尊敬する監督についてはペップ、クロップ、アンチェロッティの名前を挙げる

伊メディアから「ミスター・ユヴェントス」と称賛されたデル・ピエロ氏 photo/Getty Images

指導者ライセンス取得後の変化を垣間見せた

イタリア代表やユヴェントスなどで活躍したアレッサンドロ・デル・ピエロ氏が、指導者としてサッカー界に復帰する日は近いかもしれない。

というのも『Football Italia』のインタビューにて、そんなことを感じさせる発言が本人の口から語られたのだ。

デル・ピエロ氏は、かねてからクラブの監督になることを目標としており、2023年にはUEFAプロライセンスを取得していた。

そして今回、そんな彼がインタビューにて、まず記者から現在注目している選手について聞かれると、デル・ピエロ氏は自身の目標のために着実に前に進んでいることを窺わせる回答をした。

「気になる選手は幾人もいます。ビッグクラブだけではありません。私はこの2年間勉強してコーチングライセンスを取得したので、前とは違った見方で試合を観ることができるようになったのですが、今は純粋な才能だけを見るのではなく、4-4-2、4-3-3、3-5-2、などフォーメーションによる選手の動きを見ています。その中で、私は賢くて、何をすべきかわかっている選手が好きです。たとえ『間違った』ポジションにいたとしても、彼らは解決方法を見つけることができるからです」

指導者ライセンス取得後、サッカーの見方に変化があったと語ったデル・ピエロ氏。この事実を受けて、インタビューの話題は彼の指導者キャリアについて転換した。

記者がデル・ピエロ氏の監督キャリアのスタートを期待していることを告げると、彼は「そうだな、来月には何かに挑戦する決断をしようと思います」と返答し、「指導者として勉強し始めて以来、効率性と、コーチとしての視点から試合を理解することを求めてきました。もちろん、ベンチでの経験はないので、もう少し深く学ぶ必要があります。サッカーを360度の視点から理解することが重要だと思います」と付け足した。

それからこのインタビューでは、デル・ピエロ氏が尊敬する監督についても触れられている。元ユヴェントスのエースは「最近、みんなにインスピレーションを与えているのは、グアルディオラ、クロップ、アンチェロッティの3人だと思います。3人ともチームに望むプレイの仕方はそれぞれ違いますが、選手との関係性という点ではほぼ同じです」と、いずれも数々のタイトルを獲得した名将の名前を挙げた。

果たして、今後デル・ピエロ氏は指導者として現場に復帰することになるのか。名選手だった彼が、名将としても実績を残す姿が見たいところだ。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.301 好調クラブ戦術解剖

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ