モンスター井上尚弥の対戦相手に急きょ決まったキム 飽くまでも勝利を宣言「井上も人間だから負けることもある」

会見で最大限のパフォーマンスを披露すると語った井上 photo/Getty Images

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キムにとっては千載一遇のチャンス

1月24日に行われる世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥対、WBO同級11位のキム・イェジュンとのタイトルマッチ。挑戦者のキムが『BOXING SCENE』のインタビューに試合への意気込みを語った。

キムは、まず対戦相手に指名されたことを知った時のことを聞かれると、「6キロ走っているときにコーチから電話があった。グッドマンが負傷し、井上と対戦することになったと言われた」と振り返った。そしてその時の気持ちを「素晴らしい知らせだった。世界最高の選手と戦うには、追加の距離とコンディション調整が必要だったので、代わりに10キロ走ることにした」と即座にやる気に繋がったことを明かした。

また井上がスーパーフェザー級に転向した際、キムは「井上が私と同じ122ポンドの体重まで上げた時から、いつか私たちの道がぶつかるという希望を常に持っていた。だから今ここで彼とすべてのベルトをかけて戦えるのは、本当に夢が叶ったようなものだ」とこの対戦が千載一遇のチャンスとして認識していることも述べた。
他にもインタビューでは井上戦への対策を聞かれると「彼も人間だから、負けることもある」とキムは自身の勝利の可能性がゼロではないことを強調。続けて「彼はミスをすることもある。リングに上がって彼と戦って生き残ることを考えていてはいけない。計算されたリスクを負って勝つために戦う必要がある。私が勝つために全力を尽くす姿を披露できるはずだ。私は自分の強さと技術を使って彼と戦い、力強いパンチを繰り出すために最善を尽くす」と語った。

果たしてキムは、井上に対し勝利することができるのだろうか。一方、井上に対しては、キムの勝利の可能性さえ感じさせないボクシングで、相手を圧倒してくれることを期待したい。

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