サッカー界最強のアウトサイドキックの使い手? ヤマルの影響で“トリベラ職人”に再び注目が「そうやって蹴ることに慣れただけ」

アウトサイドキックからゴールを決める元ポルトガル代表のクアレスマ photo/Getty Images

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アウトサイドでパスからシュートまでこなしていた職人

バルセロナで活躍する17歳のFWラミン・ヤマルは主に右サイドからの仕掛けを得意としていて、ほとんどのプレイを利き足の左でこなすのが特長だ。

その中で使う技術の1つがアウトフロントを使ったパスだ。いわゆる“トリベラ”の使い手として知られるようになっており、左のアウトフロントで精度抜群なパスを出してくる。

この技術はレアル・マドリードMFルカ・モドリッチも時折使っているが、やはり最高のトリベラ職人といえば元ポルトガル代表FWリカルド・クアレスマだろう。パスだけでなく、アウトサイドでシュートまでこなしてしまうのがクアレスマの凄いところだった。
『Relevo』によると、クアレスマもヤマルがトリベラを使用していることは知っているようで、自慢の技術について次のように語っている。

「なぜ(トリベラを)使い始めたかは過去に何度か説明してきたけど、単純にそうやって蹴ることに慣れただけだ。何年もかけ、トレーニングで身につけたんだよ。ヤマルの場合、彼はトップクラスの選手だからね。成功するための全てが備わっているし、今後何年もバロンドールを争うだろう。モドリッチもその技術を使っているが、みんなそれぞれやり方は異なっているよ」

サッカー界では両足を使えた方が良いとの理論もあるが、ヤマルやクアレスマ級にアウトサイドを上手く使える場合は利き足オンリーでも戦えるだろう。ヤマルのアウトサイドを使ったパスはすでに強力な武器となっており、対戦相手も手を焼いている。

今後のトレーニング次第ではクアレスマのようにアウトサイドでのシュートを多用してくることもありそうで、ヤマルの影響からクアレスマのトリベラに再び注目が集まっている。







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