壮絶な打ち合いはパリに軍配!シティ相手に2点ビハインドから逆転勝利

ゴールを決めたパリのバルコラ(右) photo/Getty Images

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両軍合わせて6ゴールの乱打戦

22日(現地時間)、パリ・サンジェルマンはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)第7節でマンチェスター・シティと対戦し、4-2で勝利した。

決勝トーナメントのプレイオフ進出のために負けられないチーム同士の対戦となったこの試合は、自陣に引いて構える相手の守備ブロックを崩せず、0-0のスコアレスで折り返した。

この膠着した試合の流れは、後半に入って一変する。50分、シティのマヌエル・アカンジが右サイドをドリブル突破してゴール前にグラウンダーの折り返しを供給。これにベルナルド・シウバが合わせてシュートを放ち、相手選手に当たってこぼれたボールを途中出場のジャック・グリーリッシュが押し込んでシティが先制する。
グリーリッシュは53分にもスルーパスに反応して左サイドから相手の背後に抜け出し、ゴール前にパスを供給。このボールは相手選手に当たってしまうが、そのこぼれ球を今度はアーリング・ハーランドが押し込み、シティがリードを2点に広げる。

しかし、ここからパリの怒涛の反撃が始まる。56分、ブラッドリー・バルコラが左サイドをドリブル突破でえぐり、ゴール前に詰めていたウスマン・デンベレにグラウンダーのパス。このボールをデンベレが冷静に左足でゴールに流し込んで1点を返すと、直後の60分にはデジレ・ドゥエが相手ペナルティエリアの左角付近から放ったシュートがクロスバーに当たったこぼれ球をバルコラが押し込み同点に。

そして78分、相手陣地の右サイドで得たフリーキックの場面で、ゴール前に蹴り込まれたボールをファーサイドに走り込んでいたジョアン・ネヴェスが頭で合わせ、ついにパリが試合をひっくり返す。

その後、逆転を許したシティも攻勢に転じるが同点ゴールは奪えず、逆にアディショナルタイム6分にパリのカウンターからゴンサロ・ラモスにゴールを奪われ4失点目。パリが4-2で勝利して勝ち点を10に伸ばし、プレイオフ進出に望みをつないだ一方でシティは勝ち点8のままとなり、最終節の結果次第ではリーグフェーズ敗退の可能性すらある危機的状況に追い込まれた。

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