ビジャレアル戦で記録した久保の決勝点が、ラ・リーガ1月の月間最優秀ゴールにノミネート トップスピードからの卓越したボールコントロールを披露

肉体強化の成果が着実に出ている久保 photo/Getty Images

相手に競り勝ち、カウンター独走

久保建英の今季4点目が、ラ・リーガ1月の月間最優秀ゴールにノミネートされた。

その得点が生まれたのは、日本時間1月14日に行われたラ・リーガ第19節レアル・ソシエダ対ビジャレアル戦でのこと。先発出場を果たした久保は、51分に自チームのカウンターに素早く反応し、そのゴールをマークした。

この得点は、両チームとも無失点で後半へと折り返し、どちらに勢いが流れてもおかしくない拮抗した状況で生まれた非常に価値のあるゴールだった。これがこの試合唯一の得点で、ソシエダの勝利に大きく貢献する形となった。『MUNDODEPORTIVO』は、今回のノミネートを受け、改めて「マラドーナのよう」と表現したほどでもある。

さらにこのゴールで久保の成長が見て取れるのは、カウンターのきっかけとなったミケル・オヤルサバルのロングボールに対し、久保が相手に競り勝った場面だ。体格に劣る久保は、これまで肉体強化を図り、徐々に当たり負けない体を作ってきた。そして今回のゴールにつながる競り合いの場面では、先にボールに触れた後、相手から背中を押されたにもかかわらず体勢を大きく崩すことがなかった。そして、そのままドリブルで持ち込み、ボックス内で別のDFをかわすと、素早くゴール隅を狙ってシュートを放った。

この久保の成長を感じる見事なゴールが、果たして1月の月間最優秀ゴールに選ばれるのか、続報を待ちたい。

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