新監督の選定を進めるドルトムント 最有力候補はロジャー・シュミット氏か

ベンフィカで指揮を執っていたロジャー・シュミット氏 photo/Getty Images

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ベンフィカの前指揮官

21日(現地時間)に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第7節でボローニャに1-2で敗れたボルシア・ドルトムントは、翌22日にヌリ・シャヒン監督の解任を発表した。

ウインターブレイク明け以降はブンデスリーガでも3連敗と不振に陥っていた中、ボローニャ戦での敗北によってついにクラブの首脳陣は指揮官交代を決断し、ひとまず同クラブのユースチームの監督であるマイク・トゥルベルク氏に暫定監督として指揮を執ってもらい、その間に新監督を探すことになった。

次期監督については様々な名前が浮上しているが、ドイツ紙『Sport Bild』によれば、ドルトムント首脳陣は今シーズン途中までベンフィカで指揮を執っていたロジャー・シュミット氏を後任候補としてリストアップし、既に数週間前から同氏と複数回接触して意見交換を行っているという。
現在57歳のシュミット氏は、レヴァークーゼンやPSVアイントホーフェンなどで指揮を執った後、2022年5月にベンフィカの監督に就任。2022-23シーズンにはポルトガルの国内リーグで優勝するなど結果を残したが、今シーズンは開幕から不振が続き、昨年8月末に解任された。

強豪クラブでの監督経験があり、さらにハイプレスやゲーゲンプレスによるボールの即時奪還からのカウンター攻撃を指向するスタイルもドルトムントのサッカーと一致していることから、確かにシュミット氏は後任として適役かもしれない。

しかし、問題点が一つだけある。シュミット氏はベンフィカ退団後にドイツ系ポッドキャスト『Spielmacher – Fußball von allen Seiten』に出演した際、「今シーズンは新しいクラブで指揮を執らない」と休養を宣言。この方針が覆らない限りシュミット氏がドルトムントに来るのは今年夏以降となってしまう。

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