7戦6敗15位…… 出口見えずどん底のスパーズ、ポステコグルー監督は選手の起用ミスを明らかに

窮地に立たされるポステコグルー Photo/Getty Images

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コンディションが優れなかったサール

トッテナムはプレミアリーグ第23節でレスターと対戦。FWリシャルリソンのゴールで先制するも、2点を返されまたしても敗北を喫した。

これで、リーグ戦ここ7戦で1分6敗となったスパーズ。アンジェ・ポステコグルー監督は試合後に、MFパプ・マタル・サールを先発起用したのは選択ミスであったことを認めた。英『Daily Mail』がコメントを伝えている。

「私はずっと言ってきたが、選手たちは助けを必要としているし、クラブはその点で懸命に努力して問題のいくつかを緩和しようとしているとも言ってきたが、パプ・サールは今日プレイすべきではなかった。なぜなら明らかにコンディションが悪かったからだ」
「試合を中止することはできないから、選手たちは全力を尽くして戦っている。3日後には選手たちが全力を尽くさなければならない試合がもう1つある」

先発起用されたサールだが、54分という比較的早い時間にセルヒオ・レギロンと交代している。股関節に問題を抱えていることを同監督は明かした。

とはいえ、ポステコグルーに選択肢は少ない。レスター戦ではジェド・スペンス、ブレナン・ジョンソン、デスティニー・ウドジェ、ティモ・ヴェルナー、クリスティアン・ロメロ、ミッキー・ファン・デ・フェン、ジェイムズ・マディソン、そしてドミニク・ソランケを欠いた。これほどの主力選手を起用できない状況は緊急事態と言ってよく、スパーズは出口が見えない状態に陥っている。

とはいえトッテナムのスケジュールは緩むことなく、ミッドウィークにはELエルフスボリ戦、週末にプレミアリーグのブレントフォード戦、来週末にはカラバオカップ準決勝のリヴァプール戦とFAカップのアストン・ヴィラ戦が待ち構えている。リーグ戦が不調である以上、タイトルという結果を手にするためにはカップ戦に注力せざるを得ないが、負傷重なるチーム状況はそれを許してくれそうにない。

解任も囁かれるポステコグルー監督は、正念場に立たされているようだ。

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