トッテナム指揮官ポステコグルーはスタイルを見直すべきか 「多くの怪我は監督のプレイスタイルに起因している」とリヴァプールOBが主張

トッテナムの指揮官ポステコグルー photo/Getty Images

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現在はプレミア15位

プレミアリーグ第23節でレスターに1-2の逆転負けを許し、現在15位に順位を落としているトッテナム。

降格争いに巻き込まれる可能性すら浮上しているトッテナムだが、今シーズンは主力選手の怪我に悩まされている。守護神のグリエルモ・ヴィカーリオやミッキー・ファン・デ・フェン、クリスティアン・ロメロらに加え、ストライカーであるドミニク・ソランケも負傷離脱しているトッテナム。さらにレスター戦ではジェイムズ・マディソンがメンバー外となり、アンジェ・ポステコグルー監督は「来週には大丈夫になるはず」と答えつつ、怪我したことを認めている。

シーズンも後半戦に突入しているものの、なかなかベストメンバーが揃わない今シーズンのトッテナム。相次ぐ怪我人がチームを悩ませていることは間違いないが、リヴァプールOBのジェイミー・キャラガー氏はその原因がポステコグルー監督のプレイスタイルにあるのではないか、と主張している。
「他のチームはスパーズよりも怪我にうまく対処できている。また多くの怪我は監督のプレイスタイルに起因していると言うべきだろう。本当に激しい試合だ。彼はセルティックでも同様の問題を抱えていた。私は彼らが置かれている状況、センターバックについて考えてみる。今、このチーム全体がセンターバックを中心に構築されているように感じられる。特にファン・デ・フェンが後ろにいる場合はそうだ」

「しかし負傷していた2人がチェルシー戦であれほど早く復帰したのは、監督か医療スタッフの責任だ。そして、我々は『Monday Night Football』でチェルシー戦で彼らが戦術を変えなかったことを強調した。彼らはまったく同じプレイをした。ハーフウェイラインにファン・デ・フェンがいて、コーナーフラッグまでジャクソンを追いかけていた」

「結局、彼はハムストリングを痛めてしまった。つまり、怪我は単に運が悪かっただけではない。それは、トレーニング方法やチームのプレイスタイルにも関係しているかもしれない。だから運の要素もあるが、監督のプレイスタイルで怪我をすることが分かっていて、過去にもそういった怪我をさせてきた経歴があるなら、それは本当の緩和要素にはならない」(英『Sky Sports』より)

プレミアリーグ第15節のチェルシー戦(3-4)でファン・デ・フェンとロメロは一度復帰を果たしたが、ファン・デ・フェンは79分、ロメロは15分での負傷交代を強いられ、その後現在まで離脱が続いている。キャラガー氏はこの2人の復帰のタイミングが早かったこと、そして復帰明けにも関わらずハイラインを敷くスタイルを変えなかったことも守備の要2人の再負傷に繋がっていると考えているようだ。

カラバオカップでは準決勝に進んでいるものの、リーグでは苦戦が続くトッテナム。アンジェ・ポステコグルーへのプレッシャーは高まる一方で、解任を望む声まで挙がるようになっているが、この試練をトッテナムは乗り越えることができるか。


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