クロースに代わるレアルのゲームメイカーへ バジャドリー戦で“98.2%”のパス成功率記録したセバージョスの実力

レアルでプレイするセバージョス photo/Getty Images

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現在は守備でもファイトできる選手に

今季のレアル・マドリードでは最終ラインに負傷者が続出しており、中盤を本職とするオーレリアン・チュアメニをセンターバックへ回すなど特別な対応を迫られてきた。

さらに昨季限りでトニ・クロースが現役を退いたこともあり、中盤でのゲームメイクにも問題を抱えることになった。

その解決策となるのか。ここへきて評価を上げているのがMFダニ・セバージョスだ。若い頃よりセバージョスのテクニックには定評があったが、28歳を迎えた現在は守備面でもファイトできる選手になった。クロースが現役を退いた今、セバージョスは中盤のゲームメイカーとして必要な戦力だ。
レアルは25日にラ・リーガ第21節でバジャドリーと対戦し、キリアン・ムバッペのハットトリックで3-0の完勝を収めている。このゲームでセバージョスは68分間プレイしているが、スペイン『as』はそのパフォーマンスを絶賛する。

このゲームでセバージョスは実に108本のパスを成功させていて、その成功率は98.2%と極めて高い。2013-14シーズンからの記録では、レアルで90本以上のパスを出しながら98%を超えるパス成功率を記録した選手はクロースだけだという。バジャドリーが格下であるとはいえ、簡単な記録ではない。

しかもセバージョスはそのうち45本が敵陣ファイナルサードでのパスとなっていて、自陣で回していただけではない。セバージョスは激しい競争や怪我の影響もあり、なかなかレアルで主力に定着できずにいた。今は絶好のチャンスと言えそうで、このままレアルの中盤をコントロールする存在になってほしいところだ。

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