U-20ブラジルがアルゼンチンに衝撃の0-6敗北…… サッカー王国はもうアルゼンチンに勝てないのか「パワーバランスはアルゼンチンに」

エチェベリ(右)はブラジルを大いに苦しめてきた(写真はU-17W杯) photo/Getty Images

続きを見る

A代表だけでなく、世代別代表でも差がついてきた?

2022年のワールドカップ・カタール大会を制し、昨年のコパ・アメリカも制するなど、現在の南米サッカー界ではアルゼンチン代表がNo.1の立場にある。

一方で厳しい立場にあるのがブラジルだ。両国は長らくライバル関係にあったが、現在は明らかにアルゼンチンの方が上だ。ブラジルは2026ワールドカップ・南米予選でも苦戦を強いられていることに加え、近年はアンダー世代の戦いでもアルゼンチンに歯が立たない。

衝撃だったのは、今月23日よりベネズエラで開催されているU-20南米ユース選手権だ。そのグループステージ第1節で両国が激突し、結果はアルゼンチンが6-0で大勝。アンダー世代の大会とはいえ、6-0のスコアはなかなか衝撃的だ。
他にも近年の戦いを振り返ると、ブラジルは昨年のパリ五輪男子サッカー出場をかけた南米予選でもアルゼンチンに0-1で敗れて五輪出場権を失い、2023年にはU-17ワールドカップ準々決勝でアルゼンチンに0-3と敗れている。

この時ブラジル相手にハットトリックを決めたのは、U-17アルゼンチンの10番を背負っていた攻撃的MFクラウディオ・エチェベリ(19)だ。エチェベリは昨年の冬にマンチェスター・シティと契約を結んでいた逸材で、今冬まではアルゼンチンのリーベル・プレートでプレイを続けていた。

そのエチェベリも現在行われている南米ユース選手権に参戦していて、今回もブラジル相手に2ゴールを記録。チームの6-0大勝に貢献している。まだ19歳とはいえ、ブラジル・キラー誕生を感じさせる。

スペイン『SPORT』は「全てのカテゴリーを考慮しても、今のパワーバランスはアルゼンチンに偏っている」と伝えていて、このままでは将来もブラジル代表は苦戦することになるかもしれない。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.301 好調クラブ戦術解剖

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:各国代表

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ