開幕直後の“大橋祐紀フィーバー”も終了し、ブラックバーンは得点力不足に 21試合で32ゴールしか奪えていない現状

ブラックバーンでプレイする大橋 photo/Getty Images

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現在はイングランド2部で7位

イングランド2部で戦うブラックバーンは、今季開幕から7試合は負けなしと良いスタートを切っていた。その中で4ゴールを挙げる活躍を見せたのが、昨夏にサンフレッチェ広島から加わったFW大橋祐紀だ。

大橋はブラックバーンの新エース候補となったわけだが、そこからは得点ペースがストップしてしまった。第6節からの19試合で奪った得点は僅か1点で、ここまで合計24試合に出場して5ゴールは少々物足りない数字か。

チームも中盤戦から調子を落としてしまい、現在は7位だ。昇格を諦めるポジションではないが、これ以上の取りこぼしは許されない。
英『Football League World』は、開幕前にFWセミール・テラロビッチを手放したのが痛かったと振り返る。昨季までブラックバーンでプレイしていたテラロビッチは、特にブラックバーンで結果を残したわけではない。昨季は20試合に出場して0ゴールに終わっている選手だ。

ただ、今季より移籍したドイツ・ブンデスリーガ2部のSSBウルムでは15試合に出場して9ゴールとハイレベルなパフォーマンスを見せている。結果論ではあるが、今年の年明け早々に大橋が負傷離脱したことを含め、ブラックバーンの前線は手薄になっている。今もテラロビッチを残していればとブラックバーンが後悔しても不思議はないか。

現在7位のブラックバーンはリーグ戦29試合消化時点で32ゴールしか奪えていない。これは21位に沈むポーツマスより少ない数字で、この得点数では厳しい。開幕当初の大橋フィーバーは終わってしまったが、ここから順位を上げていけるだろうか。

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