「ラッシュフォードはロッカールームから追放されるべき」 アモリム監督との関係悪化が噂される10番にマンUレジェンドが厳しい意見「本当に多くの人を失望させた」

マンUでのキャリアが危ぶまれるラッシュフォード photo/Getty Images

続きを見る

もうユナイテッドに居場所はないのか

マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであるポール・スコールズ氏はマーカス・ラッシュフォードに対して厳しい意見をぶつけた。

移籍を示唆するコメントを残して以降、ラッシュフォードはユナイテッドで居場所を失くしつつある。現在公式戦11試合連続で出場しておらず、プレミアリーグ第19節のニューカッスル戦を除くとベンチにすら入っていない。

ルベン・アモリム新監督は前節のフラム戦後、同選手のトレーニングに対する姿勢について言及し、ラッシュフォードより63歳のGKコーチであるジョルジェ・ヴィタル氏を起用すると発言し話題を呼んだ。英『The Guardian』によると、アモリムはチーム全体について話すときを除いて、ラッシュフォードはもはや口を聞いていないという。
すでに関係修復が不可能とも思える状況になっているようだが、スコールズ氏はアモリムはもっと踏み込んでラッシュフォードの去就について評決を下すべきだと『Sky Bet』の「The Overlap Fan Debate」にて語っている。英『Daily Mail』がこれを報じた。

「マーカスは本当に多くの人を失望させたと思う。彼の姿勢と共に、それが監督が言おうとしていることだと思う。チームに加入した若い選手たち、例えばアレハンドロ・ガルナチョのことを考えてみろ。彼らは今、マーカスのような人物を尊敬している。マーカスは27歳だが、明らかにトレーニングをきちんとこなしていない」

さらにスコールズ氏は現役時代の自分の経験についても明かした。同氏は2001年のリヴァプール戦でアレックス・ファーガソンが終了間際に自分を起用したことに激怒し、次のアーセナル戦での出場を辞退したという。この件でスコールズ氏は2週間分の給料の罰金を科されたが、スコールズはこれを後悔しており、この時に言われたファーガソンの言葉を覚えているという。

「何年も前のことだが、監督(アレックス・ファーガソン)にアーセナル戦には出たくないと言ったことを覚えている。彼は私に『君がした最悪なことはチームメイトを失望させたことだ』と言った。その言葉が本当に心に残っている。なぜなら、私はそのことについてあまり考えていなかったからだ。そして今、私はマーカス・ラッシュフォードが、まさに同じことをしていると思う」

「そうだね、彼はプレイを拒否しているわけではないが、彼の振る舞いやトレーニングの仕方から、ある意味、こういったことに関わりたくないと言っているようなものだ。だから、ロッカールームでチームメイトを失望させたという事実を考えると、彼はロッカールームから追放されるべきだと思う。もし彼がその中にいて、若者たちがそれを手本として見ているのであれば、彼が去るのが早ければ早いほど良い」

今冬の移籍市場でも様々なクラブへの移籍が噂されているラッシュフォードだが、高い給与がネックで残留が濃厚という報道もでている。ユナイテッドでの立場が危うくなっている生え抜きの10番はこのまま、信頼を回復できないままチームを去ることになってしまうのか。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.301 好調クラブ戦術解剖

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ