「私はここにいたいし、リヴァプールでプレイしたい」 加入後初のフル出場を飾ったイタリア代表FWキエーザはここから本領発揮なるか

リヴァプールでも活躍期待されるキエーザ photo/Getty Images

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現在のプレイ時間は280分

CLリーグフェーズ8節PSV戦(2-3)でリヴァプール加入後初のフル出場を飾ったイタリア代表FWフェデリコ・キエーザ(27)。

昨年の夏にユヴェントスからリヴァプールにやってきたキエーザだったが、加入後は怪我やコンディション不良に悩まされていた。公式戦9試合に出場しているが、プレイ時間は280分と限定的に。まだ本来のパフォーマンスを発揮することができていなかった。

PSV戦で2回目となるスタメンを飾り、今回初めてフル出場したキエーザだが、この試合では存在感を発揮。先制点となるPK奪取に2点目につながる強烈なミドルシュート、ドリブルは5回中3回成功、デュエルでも18回中11回勝利している。右サイドでキエーザらしいパフォーマンスを見せたが、試合後、リヴァプールの公式サイトで初のフル出場を振り返った。
「そうだね、今夜90分間プレイする機会を与えてくれた監督とスタッフに感謝しなければならない。私にとってはそれが必要だったので最高だった。私はあらゆることにそれを必要としていた。リヴァプールに加入してから自分を証明したいと思っていたが、さまざまな理由でそれができなかった。そして今夜、久しぶりに90分間プレイすることができて最高だった。だから、監督に感謝しなければならない」

「つまり、改善の余地はある。もっと良くなり、最高のパフォーマンスを発揮できる余地はあるが、我々には素晴らしいチームがあり、プレイするのは難しい。でも、それは普通のことだ。なぜなら私はここにいたいし、リヴァプールでプレイしたいし、自分自身に挑戦したい。次のチャンスに備えるつもりだ。繰り返しになるが、今夜は監督に感謝したい」

90分プレイすることが重要だったとPSV戦を振り返ったキエーザ。同選手には早くもセリエA復帰を希望しているという噂も浮上していたが、キエーザはリヴァプールでの生活に満足しており、ここで自分を証明したいと決意しているという。

「私は素晴らしい選手たちとプレイしているし、素晴らしいチームの一員だ。我々はすべての試合に集中している。CL、カラバオカップ、FAカップでもタイトル獲得に挑戦したい」

「素晴らしい雰囲気があり、ここでプレイするのは楽しい。もちろん、さまざまな理由でプレイする機会は多くなかったが、今夜は久しぶりに90分間プレイすることができたので、とても嬉しい」

「私はそれだけに集中しているし、他には何もない。しかしこのクラブでプレイできることを楽しんでいる。なぜなら、リヴァプールは世界でも有数のビッグクラブであり、ファンも素晴らしいからだ。そしてアンフィールドでプレイすることは、私に感動を与えてくれる」

この試合のキエーザには「五つ星のパフォーマンス」、「本当にスペシャルな選手」、「キエーザが健康を維持できれば、ポジションを自ら獲得すると思う」などSNSでは称賛の声が溢れている。また英『GIVEMESPORT』は「かつてユヴェントスとイタリア代表で『ワールドクラス』と評された選手の片鱗を見せた」と綴り、キエーザが自信を取り戻しつつあると称賛している。

モハメド・サラーを中心にアルネ・スロット率いるリヴァプールには好調な攻撃陣が揃っているが、キエーザも本来の調子を取り戻すことができれば鬼に金棒だ。多くのファンがキエーザの爆発を期待しているが、イタリア代表FWはここから本来のパフォーマンスを見せることができるか、楽しみだ。(データは『SofaScore』より)


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