嫌なムードを吹き飛ばしたのは後半から出場したサヴィーニョ シティのCLプレイオフ進出を手繰り寄せる“個の力”をペップは称賛

逆転勝利に大きく貢献したサヴィーニョ photo/Getty Images

逆転勝利に大きく貢献

CLリーグフェーズ第8節でクラブ・ブルージュと対戦したマンチェスター・シティ。CL敗退の危機もあったシティにとっては勝利が絶対条件だったが、前半終了間際に失点。苦しいスタートとなった。

そんなシティは後半開始とともにテコ入れを行う。ペップ・グアルディオラはイルカイ・ギュンドアンに代え、サヴィーニョを投入したが、この交代が転機に。53分にマテオ・コバチッチが同点ゴールを挙げると、62分にはオウンゴールで逆転。さらに77分にはダメ押しゴールをサヴィーニョが決め、3-1で勝利を飾ったシティ。

2点目のオウンゴールもサヴィーニョのヨシュコ・グヴァルディオルへのパスから生まれており、左サイドから2ゴールが生まれている。サヴィーニョは明らかにシティの停滞する攻撃の流れを変えたが、ペップもこの活躍を称賛した。

「我々は負けていた。負けている時は失うものが何もない状態でプレイすることになる。我々は前進した。前半はとてもダイナミックだったが、我々は活気を失っていた。サヴィーニョはそこでプレイする時、今シーズンずっと我々を助けてくれた」

「彼は信じられないほどだった。彼は試合の流れを変え、5分か10分後には2つか3つのコーナーキックを獲得していた。観客も反応し、我々はチャンスを得た。我々のプレイスタイルでは、ブルージュは前半よりも後半に多くのチャンスを掴んだ。前半彼らはタイトにマンツーマンでマークしていたので、我々はクオリティ、活気、つまり得点につながる個人プレイをする選手を必要としていたが、それが欠けていた」(シティの公式より)

ブルージュの堅い守備を崩すためには個の力で打開できる選手が必要だったと語り、その役割をサヴィーニョが担ってくれたと称賛したペップ。逆足のウイングが主流の中、縦にサイドを突破し、チャンスメイクや得点ができるサヴィーニョの左サイドはペップ・シティの新たな武器になりつつある。


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