中日ドラゴンズからMLBナショナルズへ移籍する小笠原が、ナゴヤ球場で自主トレを開始 目指すは今季、開幕ローテーション入り

最速153キロの速球を武器に小笠原が夢の舞台へ photo/Getty Images

チームの勝ち頭になる実力がある

1月30日、中日ドラゴンズからポスティングシステムで、ワシントン・ナショナルズへの移籍が決まった小笠原慎之介が、ナゴヤ球場で自主トレを行なった。

小笠原は、2015年にドラフト1位で東海大相模から中日に入団すると、2022年には自身初の2桁10勝を挙げた。直近の4シーズン連続で規定投球回到達と、セ・リーグで低迷するチームの中で奮闘してきた。

ナショナルズとは2年総額350万ドル(約5億4300万円)で合意した。ナショナルズはここ5年で4度地区最下位に低迷しており、今季こそは勝ち越しを目指している。投手陣は二桁勝利に届いたのは2人のみで、そのほか戦力的には十分とは言えないため、小笠原が先発ローテーション入りする可能性は高い。

そんな小笠原は、2月上旬に渡米予定だ。それまでの間は国内で調整を行う。この日、記者から心境を聞かれると「これからがスタート。良さを存分に出して、先発ローテーションに食い込めるように頑張る。9年間いろいろな人に指導していただき、感謝の気持ちしかない。環境にも人にも恵まれているなと改めて実感した。そういう人たちの分まで頑張りたい」と新天地での抱負を語った。

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