PSGがCLで見せた驚異的な粘り 最後の3連勝で何とかプレイオフへ進んだチームに会長は「この戦いを勝ち抜けると信じていた」

PSGは何とかCLプレイオフへ photo/Getty Images

このまま勢いに乗れるか

サポーターの中には諦め半分だった人もいたかもしれないが、フランス王者パリ・サンジェルマンはチャンピオンズリーグで何とか踏み止まった。

リーグフェーズでのPSGの立ち上がりは最悪で、第2節でアーセナルに0-1と敗れたところからPSV(1-1)、アトレティコ・マドリード(1-2)、バイエルン(0-1)と4試合連続で白星を逃した。いずれも強敵で、くじ運が厳しかったところもある。

ただ、PSGはそこから息を吹き返した。第6節でザルツブルクを3-0で撃破すると、第7節ではマンチェスター・シティ相手に2点のビハインドを逆転して4-2で勝利。そして最終節のシュツットガルト戦もアウェイで4-1と勝利を収め、何とか決勝トーナメント・プレイオフへの進出を決めた。

仏『Foot365』によると、PSGのナセル・アル・ケライフィ会長もこの結果に満足しているようで、指揮官ルイス・エンリケを中心としたプランが上手く機能していると胸を張る。

「私は常に監督、選手に信頼を寄せてきた。彼らがこの戦いを勝ち抜けると信じていた。確かに簡単ではなかったが、CLの戦いとは難しいものだ。最初の3試合を終えた段階で4ポイントしか獲得できていなかった時、誰もが我々の敗退を予想したかもしれない。しかし選手たちは我々が正しい方向へ進んでいることを示してくれた。我々にはスタイル、DNAがある。これは我々が1年半かけて作り上げてきたものだ。チームには今と未来がある」

プレイオフでは同じフランスのスタッド・ブレストと対戦する。新レギュレーションならではの同国対決となるが、これについても同会長は「リーグ・アンのチームが4つも勝ち進んだことは誇りだ。フランスサッカー界にとって素晴らしいことだ」と語っている。両チームの対決は国内でも大きな注目を集めるだろう。

PSGが勢いに乗ったのは間違いなく、強敵との戦いが連続したリーグフェーズを突破したのは見事であり、決勝トーナメントでも侮れない存在となりそうだ。

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