ライスを逃したシティはブスケツの後継者と呼ばれた男を狙う ポルトのMFニコ・ゴンザレス獲得へ

ポルトのニコ・ゴンザレス photo/Getty Images

アンカー、IHをハイレベルにこなせるMFを探している

近年のチームの主軸であるロドリを負傷で欠いているマンチェスター・シティ。今でこそ多少持ち直したものの、離脱当初はロドリの不在が大きく影響しており、白星を挙げれない日々が続いていた。

そんなシティは今後のロドリの不在に備えるべく、ポルトのMFニコ・ゴンザレス獲得に関心を寄せているようだ。

移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、すでに話し合いは進められているが、ポルトはニコを手放すことに難色を示しているという。だが、ニコの契約には6000万ユーロ、日本円にして約97億円相当の契約解除条項が含まれているようで、高額ではあるが、シティが払えない金額ではない。

ニコはバルセロナ出身のMFで、188cmの長身の持ち主だ。アンカー、インサイドハーフと2つのポジションでプレイが可能で、バルセロナではセルヒオ・ブスケツの後継者として期待されていた。

そんなニコは今のシティが求めている理想的なMFといえる。

シティはロドリという絶対的なアンカーを保有しているが故の難しさを抱えている。それがロドリの控え問題だ。彼が優秀すぎるため、完全なる控えとしてトップレベルの選手を獲得するのは難しく、実際にレアル・ソシエダのマルティン・スビメンディはロドリ復帰後の自身のプレータイムが保証されないとしてシティ行きに難色を示している。

そのためシティはロドリと共存しながらプレイタイムを確保し、ロドリ不在時にはアンカーとしてピッチに立てる人材を探している。ウェストハム時代のデクラン・ライスが適役だったが、アーセナルとの争奪戦に敗れたことで獲得することができなかった。

ニコはロドリと同時にピッチに立つ際は彼の横にポジションを取ってプレイし、ロドリが下がればアンカーとして振る舞うことができる選手だ。しかも23歳と若く、サイズもあって力強さを兼ね備えている。

もし、ニコを獲得しアンカーとして計算が立てばロドリのIH起用にも期待できる。これは『BBC』が提案したもので、ロドリの攻撃への貢献度の高さを考えると、全くもってあり得ない話ではないといえる。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.301 好調クラブ戦術解剖

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ