マルムシュ加入で出場機会が減る? シティOBはグリーリッシュの中央起用を提案

マンチェスター・シティのジャック・グリーリッシュ photo/Getty Images

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フォレスト戦で実現したものの

今冬の移籍市場ではオマル・マルムシュら3人の即戦力を獲得したマンチェスター・シティ。ポルトのニコ・ゴンザレス獲得にも動いているようで、今冬はシティとしては珍しいビッグウインターとなった。

そんなシティに加わったエジプト代表のマルムシュはチェルシー戦で素晴らしいパフォーマンスを披露した。左サイドで先発し、新加入ながら積極的にパスを要求して存在感を放っていた。スピード、精度、アイディアともにハイレベルで、ジェレミー・ドクが負傷していることを考えると、今後の左サイドではマルムシュのプレイを継続してみることができそうだ。

『Manchester Evening News』ではマルムシュの加入で出場機会を減らすことになりそうなジャック・グリーリッシュを中央で起用するのはどうかと、シティOBであるディートマー・ハマン氏が提案している。
グリーリッシュはアストン・ヴィラ時代は中央でプレイしていたが、シティ加入後は左サイドが定位置となっている。相手のプレッシャーが強くなる敵陣でもボールをキープし、攻撃を前進させられるのがグリーリッシュの強みではあるが、前述したマルムシュとドクの存在やサビ―ニョが左サイドでもプレイするようになったことで、直近のプレミアリーグ6試合では33分しかプレイしていない。

「マルムシュが加入したことで、グリーリッシュは彼とも競争しなければならなくなり、シティで十分な出場機会を得るのは難しくなりそうだ」

「私は彼が中央でプレイするのが見たい。彼はスピードを武器にサイドで相手を抜くことはできないが、ボールの扱いがとても上手で中央でチャンスを作ることができる」

「彼はシティで十分にゴールを決めていないから、移籍しなければならないのかもしれない。グリーリッシュはパートタイムでのプレイに満足していないだろうし、彼はそれにふさわしくない」

ペップ・グアルディオラ監督はプレミア第14節ノッティンガム・フォレスト戦でグリーリッシュの中央起用を試している。結果は3-0で勝利しており、グリーリッシュは得点こそなかったものの、得意のキープ力のあるドリブルで攻撃を前進させており、ネガティブトランジションでは粘り強い守備を披露してチームを支えていた。『Manchester Evening News』はチーム最高得点のケビン・デ・ブライネに次ぐ高評価をグリーリッシュに与えていたが、ペップ監督はそれ以降グリーリッシュを起用しておらず、出場機会を減らしているのが現状だ。

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