昨季はCLで22分しか出番なかったが…… 今季リーグフェーズで全体2位のタックル数決めたバルサ新世代の心臓

バルセロナでプレイするカサド photo/Getty Images

チームのベスト16進出に大きく貢献

チャンピオンズリーグのリーグフェーズで2位に入り、ベスト16へのストレートインを決めたバルセロナ。ここでも際立ったのは破壊力抜群の攻撃で、リーグフェーズで最多となる28ゴールを奪った。CLの舞台で1試合平均3ゴール超えは見事と言うしかない。

同時に、中盤で攻守を繋ぐ役割を担った若手MFの働きも見逃せない。『Football Espana』が絶賛したのは、ハンジ・フリックの下で主力となった21歳のMFマルク・カサドだ。

カサドは昨季もCLを2試合こなしているが、出場したのはシャフタール・ドネツク戦の8分とアントワープ戦の14分の計22分のみ。それが今季はリーグフェーズ全8試合に出場し、612分間を戦った。カサドの奮闘もストレートインに大きく貢献したと言える。

印象的なのは守備での貢献で、カサドは8試合で30回のタックルを成功させている。これはMF部門では最多、リーグフェーズ全体でも2番目に多い数字だ。

カサドは一気にチームの中盤に欠かせぬ選手となり、最終ラインと前線を繋ぐ存在として見事に機能している。早い段階からカサドを信用したフリックも見事で、決勝トーナメントでも絶対の戦力となるだろう。

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