マンUが獲得した20歳のドルグは“NEXTベイル”となる逸材なのか アモリム・システムに合う期待のピースに

レッチェからマンUへ移籍するドルグ photo/Getty Images

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3バックのウイングバックとして期待

今冬の移籍市場で人気を集めていたレッチェMFパトリック・ドルグ(20)を引き抜いたのは、マンチェスター・ユナイテッドだった。

ドルグは2023年にイタリア・セリエAのレッチェに加入し、サイドバックからウイングまでをこなしてきた。持ち味はスピードを活かした攻撃性にあり、3バックをベースに戦うルベン・アモリム率いるマンUのウイングバックに合うタイプと言えるのではないか。

サイドバックからウイングまでこなす点から、『ESPN』はトッテナムやレアル・マドリードで活躍したガレス・ベイルと重ねる。ベイルも若い頃は左サイドバックを本職としていたが、徐々にウイングへとポジションを上げていった。ドルグはレフティーという部分もベイルとの共通点だ。
レッチェでドルグを指導したルーカ・ゴッティも、ベイルに近いものがあると今後の成長を楽しみにしている。

「彼は適応力に優れている。プレイすることを楽しんでいるし、サッカー界の多くの代理人たちが私に電話をかけて彼のことを尋ねてきた。ベイルもサイドバックからFWになった。ドルグもそうなるかもしれない」

マンUはシーズン途中にアモリムをスポルティングCPから引き抜いたが、先日もクリスタル・パレスに0-2で敗れるなど結果が出ていない。現状はアモリムの3バックに合う選手が不足しているだけに、今夏の市場を含め辛抱強くチームを強化していくしかない。20歳と若いドルグにはそのピースの1つとなってほしいところだが、サイドを切り裂くキーマンとなるか。

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