バイエルンを追う2位レヴァークーゼンの不気味さ 首位を走るバイエルンにとって2月は勝負の1ヶ月に「彼らだけが我々に圧力をかける存在」

ブンデスリーガ首位を走るバイエルン photo/Getty Images

2月にはレヴァークーゼンとの直接対決もある

今節はホルシュタイン・キールを4-3で撃破し、しっかりとブンデスリーガ首位を走るバイエルン。20試合消化時点で16勝3分1敗と安定した戦いを見せており、リーグタイトル奪還へ着実に近づいている。

ただ、2位レヴァークーゼンの存在は依然として不気味だ。昨季王者のレヴァークーゼンは立ち上がりこそ低調だったが、ここ最近は調子を上げている。現在バイエルンが勝ち点51に対し、レヴァークーゼンは45ポイント。6ポイントの差はあるが、まだまだ逆転可能な差だ。

独『Sonntags Stammtisch』にて、バイエルンのウリ・ヘーネス名誉会長はレヴァークーゼンが唯一のライバルだと指摘しており、その強さを認めている。

「レヴァークーゼンは予想以上に強く、今我々はそれを止めなければならない。彼らだけが我々に圧力をかける存在であり、これからもそうだろう。ドルトムント、ライプツィヒといったチームは脱落だ」

不安があるとすれば、今節のホルシュタイン・キール戦でも3失点を喫した守備面か。1月にはチャンピオンズリーグでもフェイエノールトに0-3のスコアで敗れたゲームがあり、守備は改善ポイントとなるだろう。

2月はバイエルンにとって勝負の1か月であり、CLではセルティックとの決勝トーナメント・プレイオフ2試合がある。それに加え、国内リーグでは15日にアウェイでレヴァークーゼンとの直接対決、23日にはフランクフルト、28日にはシュツットガルトと戦う予定で、今月は上位対決が続く。ここで取りこぼした場合、レヴァークーゼンとの差は一気に縮まることになる。

CLのセルティック戦は戦力的にバイエルンの方が上だが、過密日程にはなる。そのあたりの疲労も不安材料で、今月の戦いはブンデス制覇へ非常に大きな意味を持つものとなりそうだ。

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