ジョアン・フェリックスの背番号は「79」に決定 ベンフィカ時代の馴染みの番号で原点回帰で、かつての栄光を取り戻せるか

2019年にはゴールデンボーイ賞を受賞したフェリックス photo/Getty Images

アトレティコでも当初「79」を希望した

チェルシーからミランへローン移籍が発表されたジョアン・フェリックスの背番号が「79」に決定した。クラブ公式サイトが発表している。

フェリックスは、ベンフィカ時代にこの背番号「79」を背負っており、今回、原点回帰の意味を込めてか、再び同じ背番号を背負うこととなった。

そのベンフィカ時代、彼は母国のスーパースター、クリスティアーノ・ロナウドの後継者として期待された逸材だった。2019年には10代の選手で当時キリアン・ムバッペに次ぐ2番目の高額移籍となる移籍金1億2600万ユーロで、アトレティコ・マドリードに加入。2021-22シーズンには、リーグ戦24試合に出場し、クラブに来て自己最多となる8得点を記録するなど、コンスタントに活躍を続けていた。

だがC・ロナウドと比較され、その高額な移籍金に見合うだけの成績を収めることはできず、2022-2023シーズンの途中にチェルシーへとローン移籍。その翌シーズンには、バルセロナへとローン移籍するも、ここでも目立った活躍は見せられず、シーズン終了後にアトレティコへ戻り、2024-2025シーズンが開幕した後の2024年8月21日にチェルシーへと完全移籍した。

ただ今シーズンもブルーズではレギュラー定着がかなわず、全公式戦を通じて20試合に出場し、7ゴール2アシストを記録。試合に出れば、ポテンシャルの高さを見せ続けているだけになんとも歯がゆい状況が続いていた。そこに今回、ミランが手を差し伸べた形となった。

ミランは、今冬にアルバロ・モラタがクラブを去った。フェリックスならその戦力ダウンを補うには十分な実力を兼ね備えているだろう。彼にとってはセリエAは初挑戦。『Football Italia』によると、買取オプションは付随していないとされ、今のところ今季終了後には、チェルシーへと戻る予定だが、新天地で次の居場所を見つけられるような印象的な活躍ができるか注目だ。

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