女子テニス、元世界ランキング1位のハレプが現役引退を発表 母国ルーマニアのファンの前で別れを告げる

ジョコビッチと比較されるほど、攻守で強さを見せたハレプ photo/Getty Images

四大大会2度優勝、3度準優勝

女子テニス元世界ランキング1位のシモナ・ハレプが2月5日に現役引退を発表した。

ハレプはこれまで2018年の全仏オープンと、2019年のウィンブルドンを制覇し、全仏オープンでは2度、全豪オープンでも1度、準優勝を飾ったスタープレイヤー。昨年末にアブダビで行われた世界テニスリーグのエキシビションイベントでプレイした後、肩と膝に違和感を覚え、2025年の四大大会初戦となる全豪オープンを欠場していた。

今回、母国ルーマニアで開催されたトランシルバニア・オープン1回戦では、ランキング72位のルチア・ブロンゼッティと対戦。1-6、1-6でストレート負けを喫した後、再びコートに現れ、そこで現役引退を発表した。

彼女は観客に向けて、「今日、コート上でテニスに別れを告げるために来ました。私のプレイはあまり良くなかったけれど、それでも魂がこもったものでした。ここでプレイするのはこれが最後です。もちろん、私はテニスを続けるつもりですが、コンディションを競技者のレベルに戻すのは不可能だと判断しました」と語った。

そんなルーマニアのスーパースターは現在33歳。これまでツアー25勝を飾り、生涯獲得賞金の額は4000万ドルを超える。母国のファンに見守れ、時折涙ぐみながらコートに別れを告げた。

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