サントスへ戻ったネイマールは再びセレソンの“キング”になれるか 2026W杯での躍動を世界が待っている「最後の挑戦をする時間はあるはず」

古巣サントスへ戻ったネイマール photo/Getty Images

サントスで調子を取り戻せば2026W杯が見えてくる

今冬にブラジルの古巣サントスに復帰したFWネイマール。5日に行われたカンピオナート・パウリスタ第7節のボタフォゴ戦では途中出場を果たし、印象的なパフォーマンスを見せた。

ネイマールはこの5日に33歳の誕生日を迎えており、度重なる怪我もあって全盛期は過ぎてしまったかもしれない。ただ、ネイマールの視界には2026年のワールドカップ北中米大会があるはずだ。少なくともワールドカップまではサントスでのプレイを続けた方がいいとの意見もあり、ブラジルのサポーターもネイマールの2026ワールドカップ参戦を望んでいるに違いない。

『ESPN』は悲願だったバロンドール獲得は現実的ではなくなったが、まだ2026ワールドカップで頂点を狙うことは可能と期待をかける。ワールドカップ制覇もネイマールにとっての悲願である。

「今やバロンドールは不可能に思えるが、ワールドカップはどうだろうか。最後の挑戦をする時間はあるはずだ。W杯では苦い思いを味わってきている。2014年大会は途中で怪我があり、2018年大会は怪我の影響で調子を落とし、3度目となった2022年大会はクロアチア戦で不運な同点ゴールを許し、PK戦で敗れた。しかし、2026年大会には彼に幸運が訪れるかもしれない」

「ただ、最高の舞台へ挑戦するにはリズムを取り戻さなければならない。サントスの場合、今冬まで所属していたアル・ヒラルとは環境が異なる。アル・ヒラルにはスター選手を外せるだけの選手層があるが、サントスではコンディションさえ良ければネイマールの名前が先頭にくるだろう。彼にはあらゆるチャンスが与えられるはずだ」

サントスで再び王様となり、2026ワールドカップへ。これがネイマールにとって理想のシナリオとなる。ブラジル代表は南米予選で苦戦を強いられており、ネイマール待望論は根強い。2026ワールドカップへネイマールはもう一度輝きを取り戻せるか。勝負の1年がスタートした。

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