フィオレンティーナ、ボーヴェが倒れ延期になったインテル戦を3−0で勝利 エース、モイーズ・キーンがドッピエッタの活躍

今季リーグ戦で15得点をマークしているヴィオラのエース・キーン photo/Getty Images

ヴィオラは4位に浮上

セリエA第14節延期分、フィオレンティーナvsインテルの試合が日本時間2月7日に行われた。

この試合は、元々2024年12月に予定通り開催されたものの、ヴィオラのMFエドアルド・ボーヴェが試合中に倒れ、救急搬送されたことを受けて延期になっていた。

そして今回、中断した状態のスコア0−0、時間は17分から再開された。

まず序盤はインテルが押し込む時間帯が続く。ラウタロ・マルティネスのミドルシュートやコーナーキックの流れからカルロス・アウグストがネットを揺らすシーンもあったが、これはオフサイド判定でノーゴールとなってしまう。

対するフィオレンティーナもインテルのゴールを脅かす。34分にファビアーノ・パリージのヘディングシュートはヤン・ゾマーが好セーブ。39分にもボックス右からドゥドゥが決定的なシーンを迎えるが、シュートを外してしまう。

スコアレスのまま後半へと折り返し、試合を動かしたのはフィオレンティーナだった。60分に、左のコーナーキックからDFのルカ・ラニエリが技ありのボレーで先制点をあげることに成功。すると68分にはショートカウンターによって追加点を奪う。

右サイドに走り込んだドゥドゥへ素早くボールが渡ると、彼が早めのクロスをモイーズ・キーンヘ送る。キーンは、後ろ方向に飛びながらも、うまく頭で合わせ、ゴールネットを揺らすことに成功した。

その後、インテルは流れを変えるために続々と選手交代。ニコロ・バレッラ、フェデリコ・ディマルコ、マルコ・アルナウトビッチを同時に投入した後、さらにメーディ・タレミをピッチに送り込む。それでも流れは変わらず、89分にディマルコのバックパスがそれたところを、キーンが見逃さなかった。ヴィオラのエースは、冷静にGKの位置を確認しつつ、目の前に転がってきたボールをダイレクトでゴールへと流し込み、ドッピエッタを達成した。

フィオレンティーナは、この勝利でセリエA3連勝とし、4位に浮上した。

なお両チームは、日本時間2月11日にセリエA第24節で、もう一度対戦する。

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