UEFAがチャンピオンズリーグ決勝トーナメントでの延長戦廃止を検討 同点の場合は即PKに

UEFAチャンピオンズリーグのロゴ photo/Getty Images

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過密日程対策の一環として

今シーズンのUEFAチャンピオンズリーグでは、参加チーム数の増加や決勝トーナメント進出をかけたプレイオフの導入など従来の大会様式から幾つかの変更が加えられた。

これらの変更点について、大会前には「仕組みが複雑すぎる」、「参加チーム数が増えることでレベルが低下する」といった声も聞かれた。しかし、実際にリーグフェーズが始まってみると、最終節まで順位が目まぐるしく変動する今まで以上にスリリングな大会となり、結果として新フォーマットは大成功だったとの意見が大勢を占めている。

そして、同大会を主催するヨーロッパサッカー連盟(UEFA)は今後さらなる変更を検討しているようだ。イギリス紙『Guardian』によると、UEFA内部ではチャンピオンズリーグの決勝トーナメントでの延長戦の廃止、同点で90分を終えた場合は直ちにペナルティキック方式で勝敗を決することが非公式ながら議論されているという。
UEFAが延長戦の廃止を考えている背景には、異常なまでの試合数の多さが欧州各国で問題となっていることがある。

国内リーグや国内カップ戦、さらに欧州の大会にも参加するビッグクラブのレギュラークラスは年間50試合以上もの試合をこなさなければならない。実際、今シーズンはマンチェスター・シティのロドリゴ・エルナンデスが前十字靭帯断裂で長期離脱を強いられるなど、過密日程が原因と指摘されるような怪我が相次いで起きていることから、選手や指導者からは現状の改善を訴える声が続々と上がっている。

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