ラッシュフォードはアストン・ヴィラで輝きを取り戻せるのか マンUレジェンド・ギグスが後輩へエール 「自由に楽しみながらプレイする必要がある」

今冬アストン・ヴィラへレンタル移籍したラッシュフォード photo/Getty Images

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今冬レンタル移籍

マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであるライアン・ギグスは後輩であるマーカス・ラッシュフォードへエールを送った。英『THE Sun』が報じている。

ルベン・アモリム体制に変わり、ユナイテッドで居場所を失くしつつあった生え抜きのラッシュフォードは今冬アストン・ヴィラへレンタル移籍が決定。買取オプションも付随しており、もうユナイテッドでプレイすることはないだろうという見方もあるが、ギグスは再びラッシュフォードが笑顔でプレイすることを望んでいるという。

「彼が初めて現れたときのあの笑顔と楽しそうな様子、そして自由さを誰もが覚えているだろう。しかし、今の彼はそのようには見えない。彼も人間なのに、幸せそうに見えない。まるで世界を自分の肩に背負っているかのようだ。彼は今の地位にたどり着いたように自由に楽しみながらプレイする必要がある」
さらにギグスは現役引退後、ユナイテッドのアシスタントコーチに就任したが、2016年にトップチームの練習に参加するラッシュフォードを初めて見た時の衝撃を覚えているようだ。

「8対8の小規模なゲームだった。マーカスが数人の選手をかわしてシュートを決め、さらにもう1点決めたのを見た。私とルイ(・ファン・ハール)は互いに顔を見合わせ、『この少年を選ばなければ。彼は優秀すぎる』と言った。彼はトップチームに加わり、もちろんデビュー戦で得点を決めた。誰もがその笑顔、楽しさ、そして自由な姿を覚えているだろう。彼はあらゆる要素を兼ね備えていた。勇敢で、恐れを知らず。相手選手をかわし、あらゆるタイプのゴールを決めていた」

ギグスはラッシュフォードがクラブの未来を担う存在になると期待を寄せていたようだが、「彼はそれなりのキャリアを築いてきたが、私が思っていたような存在には決してならなかった」とも言及。

それでも今冬に新天地でキャリア再建を目指すラッシュフォードがサッカーへの愛を取り戻せることを期待しているとエールも送っている。

「彼が10年前に自分がいた場所を見つけ、それが世界で最高の仕事だということを決して忘れないでいてくれることを願っている。キャリアもじきに終わるだろうから、楽しんだ方がいい。一分一秒を大切に過ごさなければならない。彼は、今の地位を築くのに役立った自由と楽しさを活かしてプレイする必要がある。そして、それが実現することを期待している」

ラッシュフォードにここまでの選手に成長するために必要だった自由さや楽しむ気持ちを忘れず、真摯にサッカーに取り組んでほしいと語ったギグス。ヴィラでの復活劇を期待するファンも多いが、ラッシュフォードはかつての輝きを取り戻すことができるだろうか。


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