ぺぺがC・ロナウドとの関係を語る 長らく共に戦った背番号7との思い出は「僕らの歩んだ道はいつも一緒だったんだ」

最後のハグを交わしたぺぺとC・ロナウド photo/Getty Images

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レアル・マドリードやポルトガル代表で共にプレイ

元ポルトガル代表のペペが現在サウジアラビアのアル・ナスルでプレイするクリスティアーノ・ロナウドとの関係性について、ポルトガルのラジオ『Renascença』のインタビューで明かした。

母国CSマリティモでキャリアをスタートし、FCポルトやレアル・マドリードで華々しいキャリアを送ったペペ。昨年の8月に41歳での現役引退を発表した。そんなぺぺはスポルティングCPのトライアルにて当時ユースに所属していたC・ロナウドと出会った。「クリス(ロナウド)とは2000年の初めに出会った。僕はすでにポルトガルに1年いて、彼の家族全員を知っていたんだ。彼は強い選手で、すでに多くのテクニックを持ち、クオリティも高かった」と語っており、すでに将来有望であったロナウドを絶賛していた。

ぺぺはその後2007年にレアル・マドリードへ移籍し、ロナウドも追うように2009年に加入。退団した2017年までの8シーズンを共に世界最高峰のクラブで過ごし、2回のリーグ優勝と、3回のチャンピオンズリーグ優勝に貢献した。また代表では代表141キャップを記録し、EUROに5回、ワールドカップに4回出場。2016年のEURO、18-19シーズンのUEFAネーションズリーグで優勝を成し遂げ、ロナウドと共にタイトルを獲得した。長らくクラブと代表で共にプレイした2人は数々の栄光を分かち合ってきた。
ぺぺはレアル・マドリード退団を決めた際には、ロナウドが引き留めようと必死だったという。

「彼は僕にレアル・マドリードに残れと言ったんだ。でも自分のクラブでの時代は終わろうとしていた。だからもうここにはいられないと説明しようとしたら、彼はこう言ったんだ。『お金のことなら、僕が君にお金を出してやるよ!』ってね。『お金じゃなく、他の問題のためだ』と断った。もう一度サッカーをしたかったから、トルコに行くことを決めたんだ」

その後は、ベシクタシュJK、そして再び古巣のポルトに戻ったぺぺ。昨年のEURO2024にもロナウドと共に出場し、敗れた準々決勝フランス戦が自身ラストのゲームだった。試合終了後にペペはロナウドとピッチ上で最後の抱擁を交わし、現役生活に別れを告げた。「感じた、感じたよ......。僕らの歩んだ道はいつも一緒だったんだ、それを話すのはちょっと難しい。多くの感情を交換し、多くのことを分かち合ったんだ」

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