ラ・リーガで増加する“レンタル移籍” 今冬はベティスにアントニー、バレンシアにサディク、気になる中堅クラブの資金力

アントニーは今冬にベティスへ photo/Getty Images

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今冬だけで14選手がレンタルで加入

バルセロナ、レアル・マドリード、アトレティコ・マドリードといった一部クラブを除けば、ここ最近スペインのクラブでは積極的な補強が出来ていないところも多い。

経済的な面ではイングランド勢に差をつけられており、スペイン『as』はラ・リーガでレンタル移籍の数が増加していると各クラブの強化策を問題視している。

今冬の市場でスペイン1部の各クラブは合計31人の選手を獲得しているが、そのうち14人はレンタルでの契約だ。昨夏の補強も合わせると、その数は73選手にまで増える。
シーズンに73選手をレンタルで獲得という数字は、ラ・リーガの過去5年を振り返っても最多だという。昨季は65人、2022-23シーズンは61人、2020-21シーズンは68人がレンタルでの加入だったが、今季は70人を超えた。

今冬ではレアル・ベティスがマンチェスター・ユナイテッドからFWアントニーをレンタルで獲得し、残留へ苦しい戦いが続くバレンシアはレアル・ソシエダからFWサディク・ウマル、ボーンマスからDFマックス・アーロンズ、FCポルトからMFイヴァン・ハイメをレンタルで獲得している。

こうした動きが将来的なチーム強化へ繋がるかは微妙なところで、ラ・リーガの中堅〜下位クラブは補強面で難しい舵取りが続いている。

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