オールド・トラッフォードはもう要塞ではなくなってしまった 昨季から16敗も喫しているマンUの苦悩「ファーガソンが指揮していた頃は……」

ホームで思うように勝てないマンU photo/Getty Images

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消えた圧倒的なオーラ

マンチェスター・ユナイテッドの本拠地オールド・トラッフォードといえば、かつては対戦相手が恐れを抱く絶対の要塞だった。しかし、今やその空気感は消え去ってしまった。

今季途中よりチームはルベン・アモリムを指揮官に迎えているが、ホームでの成績はなかなか改善されない。英『Manchester Evening News』は、ホームでの強さを取り戻さない限り上位進出はあり得ないと現状を嘆く。

「オールド・トラッフォードは随分前にそのオーラを失ってしまった。今やユナイテッドはホームサポーターの前でプレイするのが難しくなっている。現時点で彼らとの対戦を恐れているチームは国内にいないだろう。昨季のスタート以来、ユナイテッドはホームで16敗を喫している。しかもそのうち11試合で3失点以上を喫している。この酷い成績はチームのメンタルにも影響を与えており、これを修正するのは簡単ではない」
「アレックス・ファーガソンが指揮していた頃、対戦相手はオールド・トラッフォードのトンネルをくぐる段階で負けていた。それだけ威圧感があったということだ。今やその状況はとうに過ぎた。対戦相手はユナイテッドのことを冷静に観察できている」

リーグ戦での今後のホームゲームを確認すると、まず今月26日にイプスウィッチ・タウンを迎え、そこから3月9日にアーセナル、4月5日にライバルのマンチェスター・シティを迎える。昇格組のイプスウィッチは格下だが、アーセナル&マンCとのゲームはかなり難しいものとなるだろう。

同メディアはホームサポーターがかなりフラストレーションを溜めていると伝えているが、アーセナル戦とマンC戦は同じくイライラする展開となるかもしれない。オールド・トラッフォードに真の強さが戻ってくるのはいつのことになるだろうか。

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