注目対決は劇的な幕切れ!レアルが2度のビハインドを覆してシティ撃破!

逆転ゴールを奪ったベリンガム(右) photo/Getty Images

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期待通りのハイレベルな試合展開に

11日(現地時間)、レアル・マドリードはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント・プレイオフ1stレグでマンチェスター・シティと対戦し、3-2で勝利した。

前回王者レアルと前々回王者シティとの対戦となったこの試合は、19分にシティがワンチャンスをものにする。ジャック・グリーリッシュの左サイドからの浮き球のスルーパスに反応したヨシュコ・グヴァルディオルが相手の背後に抜け出し、胸でアーリング・ハーランドにラストパス。これをハーランドが左足で押し込み、シティが先制点を奪う。

一方のレアルは、ヴィニシウス・ジュニオールやキリアン・ムバッペがシティのゴール前で再三にわたってシュートチャンスを得るもゴールを決めることができず、前半はシティの1点リードで折り返す。
しかし、ついに60分にレアルはシティのゴールをこじ開ける。ゴール前ほぼ正面からのフリーキックの場面で、ゴールを直接狙ったシュートのこぼれ球を拾ったダニ・セバージョスが相手の背後に浮き球のパスを送り、これに反応したムバッペが走りながら右足でボレーシュート。ボールはポストに当たってゴール右隅に入り、レアルが試合を振り出しに戻す。

その後、互いに次のゴールを狙う中で中盤にスペースが生まれ、オープンな試合展開となる。すると77分、途中出場のフィル・フォーデンがレアルのペナルティエリア内でセバージョスに倒されてシティにペナルティキックが与えられる。そしてこのチャンスをハーランドが冷静に相手ゴールキーパーの逆をつくシュートでものにし、シティが勝ち越し点を奪う。

しかし、レアルは失点直後にベテランのルカ・モドリッチ、ブラヒム・ディアスを投入。攻撃のギアを一段階上げて同点をめざしにかかると、86分にシュートのこぼれ球をその途中出場のディアスが右足で押し込み、2-2の同点に。

さらに後半アディショナルタイム2分、カウンター攻撃からヴィニシウスが相手の背後に抜け出してゴールキーパーと1対1になり、ループシュート。これはゴールの枠を外れたかに見えたが、ゴール前に走り込んできていたジュード・ベリンガムがこぼれ球を押し込んでレアルが土壇場で逆転ゴールを奪う。

その直後に試合はタイムアップとなり、3-2でレアルが勝利。劇的な幕切れで重要な初戦を制した。

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