伊吹吾郎氏の孫、遼平が再起戦となったミドル級4回戦で判定勝利 最終ラウンド、がむしゃらに左フックでダウンを奪う

伊吹遼平の祖父は格さん、印籠を手にした入場パフォーマンスが話題に photo/Getty Images

判定は3−0で勝利

俳優の伊吹吾郎氏を祖父に持つ伊吹遼平が、古森綾音との再起戦に挑み、判定勝利を収めた。

伊吹は、身長178センチメートル、オーソドックススタイルのミドル級ボクサー。この一戦は、2024年9月に東日本新人王準決勝で負けて以来、約5カ月ぶりの試合となった。客席で祖父が見守る中、吾郎氏の代表作である「水戸黄門」の印籠を掲げる恒例のパフォーマンスで入場し、会場を盛り上げた。

相手の古森はサウスポー。試合は距離を取る戦法に出た相手に対し、伊吹が積極的にインファイトを仕掛け続けていく。そのまま決め手に欠ける展開が続くものの、最終の4Rで伊吹が相手をロープ際に押し込む圧力をかけ、左フックでダウンを奪うことに成功。ただスリップ気味でダメージは浅く、最終的にお互い死力を尽くして戦い抜いた。結果は3−0で伊吹の判定勝利となった。

伊吹は試合後に「倒したかった。でも勝ち試合を見せることが一番の目的だった」と述べ、ダウンを奪ったシーンについては「がむしゃらだったので、どのパンチがダウンになったかわからない。パンチが当たった感覚はあったが、スリップかどうか自分ではわからない。正直、不幸中の幸い」と話した。

また裏話として、会場に印籠を持ってくるのを忘れ、後輩に取りに帰ってもらっていたことを明かし、最終的に「印籠も出せて、勝てたのは大きい」と喜びを語った。

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