「彼らはバルセロナに劣っていない」 PSGに3失点完敗のブレスト指揮官が称賛

ここに来て調子を上げてきたPSG photo/Getty Images

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同国対決となったプレイオフでの試合

フランスのスタッド・ブレストの指揮官であるエリック・ロワ監督が、UEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント・プレイオフにて対戦したPSGの強さを称賛した。

スタッド・ブレストは11日にホームで行われたチャンピオンズリーグ・プレイオフ1stレグにおいてPSGと対戦。同国対決となったこの試合はヴィティーニャとウスマン・デンベレの2ゴールでPSGが3−0で快勝。ブレストはホームで完敗を喫し、劣勢な状況で1週間後にフランス王者の敵地に乗り込むこととなった。

ロワ監督は試合後にPSGの強さを称賛し、リーグフェーズで対戦したバルセロナよりも強いと言及。「パリは今大会で4~5位に入るチームのひとつだと心から信じている。バルセロナと対戦したとき(0-3で敗戦)、バルセロナはとても強かったと感じたけれど、PSGも劣っているとは思わない。この大会では、PSGが他の多くのチームを羨むようなことはあまりないと思う」と評価した。
「チームは全体として昨年よりもずっと強くなったと思う。フォワード陣のプレッシング、その後のボールマネージメント、セットプレイやトランジションプレイでの一瞬の輝き......。彼らはすべてをこなすことができる。だから私の意見では、彼らは確かに優勝候補のチームの一つだ」とPSGを今大会の優勝候補の一角であると述べた上で、「この種の大会では、彼らのような強豪との対戦が続くため、ちょっとした運も必要だということは分かっている。何が起こるかは今後わかるだろう。彼らはまだ予選を通過していない。2ndレグがある」と2ndレグで巻き返せる可能性もあると述べた。

PSGは今大会リーグフェーズでアトレティコ・マドリードやバイエルン、マンチェスター・シティら強豪との対戦が決まり、一時は予選敗退の危機に陥ったが、1月のリーグフェーズでシティに勝利、最終節のシュツットガルト戦にも快勝し、終盤の連勝でプレイオフへと進出を決めた。今季はキリアン・ムバッペが抜けて攻撃力不足が懸念されたが、デンベレやブラッドリー・バルコラの活躍もありシーズン前の懸念を一蹴。昨シーズンに引き続きフランスの王者としての風格を見せている。

この勝者はラウンド16にて、リーグフェーズを1位2位で突破したリヴァプールかバルセロナのどちらかと対戦することが決まっている。どちらも今大会では圧倒的な強さを見せており、突破してもさらに厳しい戦いが待ち受けている。果たしてどちらがリヴァプール、バルサと対戦するのだろうか。

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