不振から抜け出せないシティ 指揮官ペップの古巣バルセロナの幹部は「チームの刷新が必要」と指摘

レアル戦でのシティの選手達 photo/Getty Images

CLでも敗退の危機

11日(現地時間)、マンチェスター・シティはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント・プレイオフ1stレグでレアル・マドリードと対戦し、2-3で敗れた。

エースストライカーのアーリング・ハーランドが2ゴールをあげてレアル相手に2度リードを奪ったシティだったが、終盤86分にエデルソン・モラエスのキックミスからのカウンターでレアルのブラヒム・ディアスに同点ゴールを許すと、さらに後半アディショナルタイム2分にもカウンターから最後はジュード・ベリンガムに逆転ゴールを許し、ホームでの初戦を落としてしまった。

フランクフルトからオマル・マルムシュを獲得したのをはじめ、シティは1月の移籍市場で実に2億ユーロ(約319億円)を補強に費やした。しかし、レアルとの試合だけでなく3日のアーセナル戦(1-5)や先月22日のパリ・サンジェルマン戦(2-4)を見る限り、ビッグクラブとの対戦ではかつてのような安定感や強さが見られない。

こうした不振脱却の糸口が掴めずにいるシティに対して、指揮官のジョゼップ・グアルディオラ監督にとって古巣にあたるバルセロナでスポーツディレクターを務めているデコ氏は、補強ではなくチームの刷新こそが今のシティには必要と考えている。カタルーニャメディア「TV3」の番組に出演した同氏は、以下のように語っている。

「シティは1月に2億ユーロ(約319億円)も使った。それは今の我々にはできないことだ。しかし、我々が新しい選手を3,4人獲得する必要がないことも確かだ。シティに必要なことは、チームを一新することだ。我々は既にそれを行った。3,4年前にチームを一新し、今では若い選手達が大きく成長した」

ラミン・ヤマルら若手にチャンスを与えて世代交代を進めた自分達と同じようにシティもチームを一から再建すべきというのがデコ氏の主張のようだ。

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