セルティックはバイエルン相手に最初から前田大然をセンターフォワードで起用すべきだったのか ジョタ、キューンら悩める3トップの人選

追撃のゴールを決めた前田とそれを祝う旗手 photo/Getty Images

続きを見る

まずはアイダを最前線起用したが……

12日にチャンピオンズリーグ決勝トーナメント・プレイオフ1stレグでバイエルンと対戦したセルティックは、ホームでの1stレグを1-2で落としてしまった。

このゲームでセルティックは前線中央にアダム・アイダ、ワイドな位置に前田大然、ニコラス・ゲリット・キューンを配置する3トップで試合に臨んだが、果たしてこの組み合わせは正しかったのだろうか。

今冬に古橋亨梧が退団したのは痛手だったが、中央に入ったアイダは体を張ってボールを収められる選手だ。古橋とは異なる良さがあり、指揮官ブレンダン・ロジャーズはアイダに前線でボールをキープしてもらいたいとの考えだったのだろう。
ただ、セルティックにはもう1つの選択肢があった。それは前田をセンターフォワードに配し、左にレンヌから復帰したジョタ、右にキューンを置くタイプの3トップだ。

このゲームでロジャーズは65分にアイダを下げ、ジョタを投入。そこからの25分は前田が中央、ジョタが左に入っており、前田は79分にヘディングから貴重なゴールを奪った。結果論ではあるが、地元紙『Daily Record』は最初からこの3トップでも良かったかもしれないと振り返っている。

「ロジャーズにあった選択肢は、前田をいつも通りワイドな位置で起用してアイダをセンターに置くか、前田を中央に移してジョタを左サイドへ置くかの2つだ。ロジャーズは前者を選んだわけだが、これはジョタが復帰して間もないことや、アイダが前回のアストン・ヴィラ戦で良いパフォーマンスを見せていたからだろう。アイダは前田のようなスピードや運動量こそ備えていないが、ポストプレイはまずまずだ。しかしその後前田が中央に入って追撃のゴールを決めており、最初から前田を中央で先発させるべきだったのではないかと思えたほどだ」

ホームでの1stレグを1-2で落としたのは厳しいが、前田のゴールで希望が繋がったのは確かだ。2ndレグでは攻撃の編成を見直してもいいかもしれないが、ロジャーズは最大のキーマンとなるであろう前田をどう活かすか。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.302 攻撃型MF新四天王

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ