J1開幕戦・大阪ダービーで“生え抜き”北野颯太が2G1Aの大暴れ! 香川、田中、中島にもゴールが生まれたセレッソが大量5ゴールでガンバを撃破

J1開幕戦はセレッソのゴールラッシュに(画像はイメージ) photo/Getty Images

今季最初の大阪ダービーは後半に試合が大きく動く

J1リーグ2025シーズンがついに14日金曜日にスタートした。今シーズンの開幕カードはガンバ大阪対セレッソ大阪の「大阪ダービー」に。

いきなり日本屈指の盛り上がりを見せるダービーが開催されるが、ガンバは新加入で高卒ルーキーの名和田我空がいきなりスタメンに。さらにニュルンベルクから加入した奥抜侃志も開幕スタメンに名を連ねている。一方のセレッソはマリノスから加入した畠中槙之輔、ラファエル・ハットンがスタメンを飾っている。

試合開始直後から火花を散らす両者。6分、いきなり試合が動く。自陣からの華麗なパス回しで崩すと、PA内で香川真司が倒されるも、最後は北野颯太がしっかりと得点を決め、アウェイのセレッソが先制に成功。今シーズン第一号はセレッソ期待の北野がダービー初ゴールをマークした。

10分、再びチャンスはセレッソに。左サイドから崩すと、最後は阪田澪哉がニアにシュートを放つも、これはGK一森純がビッグセーブを見せる。立ち上がりはボールを保持しながら試合を進めるセレッソ優勢の展開に。

18分、今度はガンバにチャンスが。中央で受けた鈴木徳真が右サイドの山下諒也へパス。山下が中へクロスを上げると、名和田がシュートを放つが惜しくも枠外に。19分にも名和田はセレッソのミスからシュートを放ち、高卒ルーキーがガンバの攻撃を牽引する。20分には宇佐美貴史がシュートを狙うが、今度はセレッソ守護神キム・ジンヒョンがスーパーセーブ。

セレッソのビルドアップのミスからチャンスを作るガンバは23分には山下にもチャンスが訪れるが、シュートは枠を捉えることができない。猛攻仕掛けるガンバは30分、宇佐美、半田と繋ぐと最後は裏へ飛び出したネタ・ラヴィが右足を振り抜き、ゴール。試合を振り出しに戻した。

先制以降、苦しい時間が続いていたセレッソはパスワークを中心に相手ゴールまで迫るもなかなかシュートまでいけない時間が続く。しかし、34分に右サイドのルーカス・フェルナンデスから絶妙なクロスが入り、阪田に決定機が訪れるが、枠と捉えることができない。

立ち上がりから激しい試合の入りとなった大阪ダービーは1-1の引き分けで前半を折り返す。

両チーム交代なしで迎えた後半、いきなり試合が動く。46分、右サイドのルーカス・フェルナンデスのクロスを北野が合わせると、ガンバDFにあたりネットに吸い込まれる。再びセレッソがリードに成功した。

勢いに乗るセレッソは52分、左サイドに展開すると阪田がカットインからシュート。これは防がれるも、詰めていた香川が冷静に沈め貴重な追加点をマーク。後半立ち上がり出遅れたガンバは早い段階で立て続けに失点を許す。

しかし、ガンバもすぐさま反撃に。54分に右サイドからのクロスを最後は黒川圭介が地を這うようなゴールを突き刺す。早い段階で1点差に詰め寄る貴重なゴールに。ガンバに流れがいくかと思われたが、62分、再びセレッソが試合を動かす。右サイドでFKを獲得すると、北野のクロスを田中駿汰がヘディングで合わせ、またしても突き放す。

再び2点を追うガンバは名和田に代え、倉田を投入、さらにイッサム・ジェバリと美藤倫も投入し流れを変えようと試みる。一方のセレッソは中村拓海とチアゴ・アンドラーデを投入。ガンバは前への圧力を高めるも、セレッソのハイプレスと堅い守備陣を前に決定機を作れない。

アンカーの香川を中心にパスでリズムを作るセレッソペースで試合が進み、ガンバはなかなか自分たちの時間を作らせてもらえない時間が続く。

87分には途中出場の唐山翔自が右サイドをえぐり、チャンスを作るも、ネットを揺らすまでには至らず。フレッシュな選手とジェバリの高さを生かしてゴールに迫るガンバ。89分には南野遥海がヘディングでゴールを狙うが、GK正面に。

後半ATはVARがあったことで11分に。前線に枚数をかけ相手ゴールに迫るガンバだが、セレッソも球際激しいプレスで自由を与えない。すると、93分相手DFのミスから中島元彦が抜け出すと、巧みなフェイントから試合を決定づけるゴール。セレッソに帰ってきたストライカーがしっかり仕事を果たした。

3点差をつけられたガンバは最後まで得点を狙いにいくも、意地を見せるゴールは決められず。2025年シーズンの始まりを告げる大阪ダービーは完成度の高さを見せつけたセレッソが大量5ゴールを決め、ガンバを撃破した。

ガンバ大阪 2 - 5 セレッソ大阪

ガンバ大阪得点者
ネタ・ラヴィ(30分)、黒川圭介(54分)

セレッソ大阪得点者
北野颯太(7分、46分)、香川真司(52分)、田中駿汰(63分)、中島元彦(93分)


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