今冬PSGからアストン・ヴィラに加わったアセンシオ 移籍決断の裏には指揮官エメリの存在が 「彼は私の最高のプレイを引き出してくれる」

PSGからレンタル移籍中のアセンシオ photo/Getty Images

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FAカップでデビュー

アストン・ヴィラに新たに加わったマルコ・アセンシオ(29)は、指揮官ウナイ・エメリの存在が移籍を決断した理由に関係していると語った。『Mirror』が報じている。

2023年夏にレアル・マドリードからパリ・サンジェルマン(PSG)に加入したアセンシオだったが、ルイス・エンリケ率いるチームで絶対的な存在になるまでには至らず。出場機会を求めて、今冬ヴィラへレンタル移籍にて加入。9日のFAカップ・トッテナム戦でヴィラデビューを飾っている。

スペインのクラブからも獲得を狙われていたアセンシオだったが、ヴィラを選んだ理由はプレミアリーグでプレイしたかったこと、そしてエメリの存在が大きかったという。
「私はウナイと何度も話し、彼は私にたくさんのことを教えてくれた。コーチ陣の仕事ぶり、選手たちの様子、ヴィラ・パークがどんなところかなどだ。彼はクラブへの信頼と自分が作り上げているものを語ってくれた。私は彼のコーチングスタッフの面々を知っていた。彼らはどこに行っても成功を収めてきた。サッカー界全体を通じて、彼らは選手の育成と強化で知られている。そして、クラブが行っているプロジェクトは信じられないほど素晴らしい。それが私を惹きつけた理由の1つだ」

「1年前にここに来ることもできた。その時からずっと考えていた。なぜなら、ここは常勝チームだと知っていたし、高い目標を掲げてタイトルを獲得する計画だからだ。これはチャンスだった。私は常にプレミアリーグでプレイすることを望んでいた。だから、やってみない手はない」

エメリはバレンシアやセビージャ、ビジャレアルなどスペインのクラブを指揮した過去があり、同じリーグで長くプレイしたアセンシオは同監督の実績を知っているからこそヴィラをチョイスしたという。また、エメリがアセンシオに提案した起用方法も同選手を惹きつける要因になったようだ。

「そして、私の決断の重要な要因となったのは、ウナイと話した際に彼が私を10番として見ていると伝えてくれたことだ。レアル・マドリードを去ったとき、それが自分のキャリアにおいて、より快適に、より成長できる次のステップだと感じた。だから、彼が私を10番として見ていると言ったことは私にとって重要だった。私はウナイを長年知っている。彼のプレイスタイルも知っている。彼のスタイルは私のサッカーに合っているし、彼は私の最高のプレイを引き出してくれるだろう」

今冬、ヴィラはジョン・デュランがサウジアラビアのアル・ナスルへ移籍してしまったが、アセンシオをはじめ、マーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・ユナイテッドからレンタル移籍)やドニエル・マレン(ドルトムントから完全移籍)など新戦力を積極的に獲得している。

CL決勝トーナメントやFAカップ、さらにCL出場権獲得を目指すプレミアリーグと後半戦、ヴィラには重要な戦いが多く待っているが、アセンシオら新戦力はどのように躍動するのか、楽しみだ。

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