37歳迎えてもパワーに衰えはなし インテルの最終ラインに必要な対人戦最強DFアチェルビの存在

フィオレンティーナ戦でスタメンに戻ったアチェルビ photo/Getty Images

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先日は好調のM・キーンを抑え込んだ

6日にセリエA第14節・延期分でフィオレンティーナと対戦したインテルは、好調のフィオレンティーナFWモイーズ・キーンを抑え切れぬまま0-3の完敗を喫した。

その4日後の10日に行われたセリエA第24節で再びフィオレンティーナと顔を合わせたインテルは、最終ラインに手を加えた。0-3で敗れたゲームではベンチに座っていたベテランDFフランチェスコ・アチェルビを先発起用したのだ。

アチェルビはこの10日が37歳の誕生日であり、年齢的にも大ベテランだ。今季は怪我の影響で満足にプレイ出来ていなかったが、指揮官シモーネ・インザーギはフィオレンティーナとの再戦でアチェルビを最終ラインに戻してきた。
そのパフォーマンスはさすがと言うべきだろう。アチェルビはキーンに仕事をさせず、巧みにラインをコントロールしながらチームの2-1勝利に貢献。リーグ戦の出場は昨年11月23日のヴェローナ戦以来のことだったが、アチェルビのパフォーマンスに衰えの色はなかった。

伊『Gazzetta dello Sport』はFWラウタロ・マルティネスとともにアチェルビをMOMに選んでおり、8回中7回のデュエルに勝利した対人戦の強さを絶賛する。今季もマンチェスター・シティFWアーリング・ハーランド、アタランタFWマテオ・レテギといったセンターフォワードをシャットアウトしており、アチェルビの復帰でインテルの最終ラインはさらに強固なものとなる。

ここからはチャンピオンズリーグ決勝トーナメントの戦いもスタートするため、経験豊富なアチェルビは貴重な戦力となるだろう。足下の技術も大切だが、やはりセンターバックにとって最も重要な仕事は相手FWを抑え込む対人戦の強さだ。それを持つアチェルビはCLのような大舞台でこそ頼れる存在となるはずだ。

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