神戸VS浦和の好カードはスコアレスドロー 両者チャンスを作るも、GK前川&GK西川がビッグセーブで失点許さず

神戸と浦和の一戦は両者譲らず(画像はイメージ) photo/Getty Images

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集中した守備を前にネットは揺らせず

14日、ガンバ大阪対セレッソ大阪(2-5)の一戦で幕を開けた今シーズンのJ1リーグ。第1節から注目カードが目白押しだが、ヴィッセル神戸対浦和レッズの一戦も好カードだ。

Jリーグ3連覇を目指す王者神戸は大迫勇也や武藤嘉紀、扇原貴宏、マテウス・トゥーレルらいつものメンバーがスタメンに。一方、大型補強を行った浦和はマテウス・サヴィオ、松本泰志、金子拓郎、ダニーロ・ボザら新加入選手、そして復帰した荻原拓也もスタメンに名を連ねた。

最初のチャンスは浦和に。7分サヴィオが自陣からドリブルで持ち運ぶと、松本へ絶妙なスルーパス。松本はニアへシュートを放つも、これはポストに阻まれる。奪ってから縦に早い攻撃で立ち上がりは浦和がチャンスを作る。
その後も攻勢を強める浦和は15分、クロスのこぼれ球に反応したサヴィオが強烈なボレーを放つが、神戸の守護神前川がビッグセーブを見せ、チームを救う。浦和のサイドの幅を使った攻撃に苦戦し、序盤は守備がメインの戦いに。

29分、浦和に再び決定機が。右サイドでFKを獲得すると、サヴィオのクロスにチアゴ・サンタナがヘディングで合わせるが、再び前川がビッグセーブ。神戸はファーストシュートがなかなか生まれず、リズムが作れない。

一進一退の攻防が続く中、浦和ペースで進むも、神戸も最後のところはやらせず。前半はスコアレスドローで折り返す。

両者交代なしで迎えた後半、最初の決定機は神戸に。46分、左サイドのロングスローからトゥーレルがそらすと、最後は大迫。しかしこれは惜しくも枠を捉えることはできず。立ち上がり一本、いい形でチャンスを作った神戸だが、アクシデント。酒井高徳が50分クリアの際に負傷し、55分に日髙光揮との交代を強いられる。62分に神戸は汰木康也に代え、パトリッキを投入し、先制点を狙いに行く。

こう着状態が続く中、69分神戸にまたしてもアクシデント。途中出場のパトリッキがハムストリングを痛め、飯野七聖と交代。浦和は同じタイミングで金子に代えて原口元気を投入する。

スコアレスで試合が進むなか、攻勢を強めるのは神戸。高さを活かした攻撃で浦和ゴールに迫ると、79分扇原貴宏のCKにトゥーレルが強烈なヘディングシュートを放つも、惜しくもゴールならず。後半は神戸にチャンスが多く訪れる展開に。

80分、浦和にチャンスが訪れる。サヴィオのCKをニアでホイブラーテンが逸らすと、これがポストに当たり、そのこぼれ球を松本が押し込みネットを揺らす。しかし、VARの結果、ハンドの判定を取られ、幻のゴールに。88分、浦和は前田直輝と長沼洋一を投入し、前への圧力を高める。

89分には武藤のパスから裏に抜け出した大迫がGKと一対一の決定機を迎えるが、今度は西川がビッグセーブを見せ、浦和のピンチを救う。

試合はスコアレスのまま後半ATに突入。92分には浦和が決定機を迎えるも、神戸DF山川がナイスクリア。両チームチャンスを作るが、守護神のビッグセーブもあり、お互いにネットは揺らせず。好カードとなったこの一戦はスコアレスドローで勝ち点を分け合った。

ヴィッセル神戸 0-0 浦和レッズ

ヴィッセル神戸得点者

浦和レッズ得点者

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