プレミアリーグ第25節マンチェスター・シティ対ニューカッスルの一戦が行われた。
シティはCLレアル戦でアンカーだったジョン・ストーンズに代わって新加入のニコ・ゴンザレスが中盤の底で起用された。
ニューカッスルはスヴェン・ボトマンが怪我から復帰したものの、負傷で再離脱しており、CBは長身のダン・バーンとファビアン・シェアのコンビとなった。
キックオフ直後にボールを保持したのはホームのシティ。アンカー起用となったニコを中心に攻撃を前進させ、ライン間のフィル・フォーデンにボールが集まっている。
9分、アレクサンデル・イサクがカウンターの起点となって敵陣深い位置までボールを運ぶも、パスを受けたブルーノ・ギマランイスがオフサイドとなり、ファーストシュートは打てない。
16分、左サイドのヨシュコ・グヴァルディオルが高い位置でパスを受け、中央に並行のボールを送る。受けたマルムシュがドリブルでボックス内深くに切り込み、シュートを放つも、枠は捉えられない。
19分、試合が動いた。後方からGKエデルソンが得意のロングフィードを敵陣深くに供給。マルムシュが相手DFとうまく入れ替わり、冷静にループシュートを沈め、シティ加入後初ゴールを挙げた。
ニューカッスルの保持は両SBがサイド目一杯に張る形に。そこから縦のWGにパスをつけるも、相手のSBに激しくマークされており、サイドからの前進に苦戦している。
24分、シティに追加点。中盤でイルカイ・ギュンドアンがパスを受けると、ボックス内に走り込むマルムシュの足元にパスをつける。ファーストタッチで相手DFをかわしたマルムシュは勢いそのままに右足を振り抜き、自身シティ加入後2得点目を挙げた。
30分、ニューカッスルにチャンス。相手のビルドアップミスを拾ったイサクがボックス内右からシュートを放つも、得点は奪えない。
33分、再びシティがゴール。フォーデンがボールを運び、右のサビ―ニョに。ブラジル代表FWが単独でボックス内に侵入してマイナスのクロスを送ると、中央で待っていたのはマルムシュ。冷静にゴール右に沈め、わずか33分でハットトリックを達成した。
ゴールが欲しいニューカッスルは後半、ヴァテンティノ・リヴラメントとルイス・マイリーの2人を投入した。一方のシティは選手交代なく、後半に臨む。
後半のスタートはアウェイのニューカッスルがボールを持つ形に。前半にはなかった相手を敵陣深くまで押し込むことに成功するも、シティのプレスの圧力を受け、シュートを打つことなく自陣後方までボールを下げてしまった。
60分、そんなニューカッスルにチャンス。自陣からのカウンターで敵陣深くまで攻撃を進め、ボールは右サイドに。マイリーの横パスをギマランイスがヒールパスでボックス内でフリーだったリヴラメントに渡し、最後はマイリーがシュートを放つも、ボールはGKエデルソンの正面に飛んでしまう。
64分には前線のアーリング・ハーランドを目掛けたロングフィードからシティが攻撃を一気に前進させている。ノルウェー代表FW加入後からロングパスが増えており、効率的なビルドアップを実現させている。
72分、ニューカッスルはギマランイスとアンソニー・ゴードンを下げてカラム・ウィルソン、ショーン・ロングスタッフを投入した。
75分、シティも選手交代。ハットトリックのマルムシュ、フォーデンを下げてジェレミー・ドク、ジェームズ・マカティーがピッチに送り出された。
84分、そのマカティーに得点が生まれた。同じく途中交代のドクが推進力のあるドリブルで左CKを獲得すると、ニアサイドでハーランドがそらし、最後はマカティーが押し込んだ。マカティーは今季プレミア2点目に。
86分、ハーランドがピッチに倒れ込むアクシデント発生。相手選手とコンタクトのないところで膝を抑え、ピッチに座り込んでしまう。だが、メディカル到着後は自らの足で歩くことができており、味方との交代でベンチに下がった。
その後スコアは動かず、4-0でホームシティの快勝となった。これで勝ち点44となり、トップ4に返り咲いた。シティはCLレアル戦を経て、次節首位リヴァプールとホームで対戦する。
アウェイのニューカッスルは前節フラム戦に続いての連敗に。シティ同様、厳しい日程が今後控えており、26節でノッティンガム・フォレスト、27節にはリヴァプールとのカードが予定されている。
[スコア]
マンチェスター・シティ 4-0 ニューカッスル
[得点者]
シティ
オマル・マルムシュ(19,24,33)
ジェームズ・マカティー(84)