「同世代で最高の選手の1人」 ニューカッスル相手に快勝のシティ。ペップ監督はニコ・ゴンザレスを「ミニ・ロドリのような存在だ」と称賛

ニューカッスル戦で先発したニコ・ゴンザレス photo/Getty Images

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ようやくアンカーに適性のある選手を獲得することができた

プレミアリーグ5連覇を目指し、24-25シーズンを迎えたマンチェスター・シティだが、今季は主力の負傷もあって思うような成績を残せていない。特に守備が崩壊しており、25試合を消化してすでに「35」の失点を許している。昨季はシーズン通して失点が「34」だったが、今季はすでにその数字を超えてしまった。

失点が増えた理由は試合をコントロールできなくなった点にある。昨季はロドリを中心としたポゼッションで相手のプレスをいなせていたが、今季はロドリ含め複数選手が離脱してしまい、相手のプレスにハメられることが増えている。そのためカウンターを受ける場面が散見され、失点が増えたのだ。

それでもプレミアリーグ第25節、4-0で快勝したニューカッスル戦は以前のシティの強さを彷彿とさせるような戦いができていた。
ロドリは依然として離脱しているが、その代役を新加入のニコ・ゴンザレスが務めたのだ。

フルタイムを戦い、パス成功率は脅威の97%を記録。103本中100本を成功させており、アンカーとして攻撃を組み立てた。地上戦でのデュエルは勝率100%で、タックル・インターセプト数は4回と、中盤で相手の攻撃の芽を摘み取っている(数字は『SofaScore』より)。

『Manchester Evening News』では試合後に指揮官であるペップ・グアルディオラ監督が新加入のニコを「ミニ・ロドリ」と呼び、同選手を称賛している。

「ニコはフィフティー・フィフティーの場面でチームを助けてくれる。彼が勝利すれば、我々は前に進むことができる。クラブは将来のために素晴らしい投資をした。彼は23歳で、ミニ・ロドリのような存在だ」

「バルセロナ時代から彼のことは知っていた。同世代で最高の選手の1人だ。チキ(・ベギリスタイン)は彼をアカデミーに連れてこようとしたが、それはできなかった」

これまではロドリの代役としてイルカイ・ギュンドアンやマテオ・コヴァチッチが起用されていたが、どちらも1つ前のポジションが適性であり、アンカーでのプレイを苦手としていた。そこにニコが入ったことでギュンドアンはポジションを1つ前に、今季は批判の多かったベテランだが、安定したアンカーがチームに加わったことで、以前の姿を取り戻している。

ニコだけでなく、シティは新加入選手がすでにトップチームにフィットしており、今季も例年同様にここから勝ち点を積み上げていくのだろうか。

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